千葉県立流山高等学校

千葉県立流山高等学校

千葉県立流山高等学校は、千葉県流山市に位置する公立の専門高校です。通称「流高」として地域に親しまれています。普通科は設置されておらず、園芸科、商業科、情報処理科という専門学科のみで構成されている点が大きな特徴です。県内全域から生徒が集まる、専門性の高い学びの場として知られています。

学科紹介

園芸科

園芸科は、園芸コースと生活科学コースに分かれ、農業、造園、フラワーデザインなど、幅広い分野を学ぶことができます。特に、学校敷地の約半分を占める広大な農場を活用した実践的な授業が特徴で、植物の栽培から管理までを体験的に学ぶことができます。取得できる資格も多岐にわたり、農業に関する専門知識や技能を身につけることができます。

主な取得資格:

農業検定
造園技能士
小型ボイラー取扱者
アーク溶接
ガス溶接
フォークリフト運転者

商業科・情報処理科

商業科と情報処理科では、簿記、経営、プログラミングなどの商業に関する専門知識や技術を習得します。情報化社会に対応できるよう、最新のIT技術を学ぶことができるのも魅力です。これらの学科では、ビジネスシーンで役立つ資格取得を積極的に支援しています。卒業後の進路としては、企業への就職はもちろん、大学や専門学校への進学も視野に入れることができます。

主な取得資格:

全商情報処理検定（プログラミング部門、ビジネス情報部門）
全商簿記実務検定
全商ビジネス文書実務検定
全商珠算・電卓実務検定（珠算、電卓）
全商英語検定
全商会計実務検定
全商商業経済検定
実用英語技能検定
日商販売士検定
日商[[簿記検定]]
基本情報技術者試験
ITパスポート試験

教育方針

流山高校では、以下の教育方針を掲げ、生徒たちの成長をサポートしています。

新しい学力観に基づく教育の推進
自主的・自発的な学習意欲の向上
勤労愛好の精神と責任感の育成
道徳観念の高揚と豊かな情操の涵養
創造的意欲の啓発

これらの教育方針に基づき、生徒一人ひとりの個性を尊重し、社会で活躍できる人材の育成を目指しています。

学校生活

年間行事

学校生活を彩る様々な行事が年間を通して開催されます。主な行事としては、以下のようなものがあります。

体育祭（9月下旬）
流高祭（文化祭、11月）
収穫祭・進路体験学習（12月）
球技祭（7月）
修学旅行（2年生、10月）

これらの行事を通して、生徒たちは協調性や創造性を育んでいます。

施設・設備

校舎は2棟に分かれており、教室、職員室、事務室、パソコン室などの他に、食品加工室、調理室、福祉実習関連の専門教室も充実しています。また、セミナーハウス、トレーニング場、武道場、プールなどの施設も整備されており、生徒たちは恵まれた環境の中で学ぶことができます。特に、園芸科が使用する広大な農場は、実践的な学習の場として重要な役割を果たしています。

部活動

文化部、運動部ともに活発な活動を行っています。生徒たちは、部活動を通じて、学業以外にも様々な経験を積み、友情を育んでいます。

沿革

流山高校は、1967年に千葉県立東葛飾高等学校流山校舎として開校し、1969年に独立校として千葉県立流山高等学校となりました。その後、学科の改編を行い、現在の専門学科体制へと発展してきました。

1967年1月1日：千葉県立東葛飾高等学校流山校舎として開校（園芸科）
1968年4月1日：生活科設置
1969年4月1日：千葉県立流山高等学校となる。事務科、営業科を設置
1970年1月21日：校歌制定
1970年3月6日：校旗制定
1989年4月1日：情報処理科設置、営業科募集停止
1993年4月1日：会計科設置、事務科募集停止
1996年4月1日：生活科学科設置、生活科募集停止
2018年4月1日：商業科設置、会計科、生活科学科募集停止

アクセス

東武野田線（東武アーバンパークライン）初石駅から徒歩8分と、アクセスも便利です。

著名な卒業生

田中幸雄（プロ野球選手）

関連リンク

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