初石駅

初石駅について

初石駅（はついしえき）は、千葉県流山市西初石三丁目に位置する、東武鉄道野田線（東武アーバンパークライン）の駅です。駅番号はTD 21。

歴史

1911年（明治44年）5月9日に、千葉県営軽便鉄道の駅として開業しました。当時は、東葛飾郡八木村大字初石新田に位置していました。

その後、1923年（大正12年）に千葉県営鉄道野田線が北総鉄道へ譲渡され、1929年（昭和4年）には北総鉄道が総武鉄道へ社名変更しました。1944年（昭和19年）には、陸上交通事業調整法に基づき、東武鉄道が総武鉄道を吸収合併し、同社野田線の駅となりました。

近年では、2005年（平成17年）にオストメイト対応器具を備えた多機能トイレが新設され、2008年（平成20年）にはエレベーターが新設、発車メロディの使用が開始されました。2009年（平成21年）には、エレベーターとスロープが新たに設置され、2020年（令和2年）には発車標が使用開始されました。

駅名の由来

駅名は、江戸時代に開墾された農村地帯「初石新田」に由来します。この地域は、「青田新田」や「初石新田」と呼ばれており、「新田」の文字を取って「初石」と命名されました。

駅構造

地上駅で、相対式ホーム2面2線を備えています。大宮方面ホーム側に駅舎があり、柏方面ホームとは跨線橋で連絡しています。跨線橋にはエレベーターが設置されています。ホームのドアの色は、1番線が赤、2番線が青です。

かつては柏方面ホームに3番線がありましたが、後に撤去され、架線復旧用資材置場として利用されています。駅出入口の柏寄りにはスロープが設けられています。トイレは大宮方面ホーム側にあり、オストメイト対応の多機能トイレも併設されています。

橋上駅舎化計画

流山市は、駅の橋上化と自由通路の設置を計画しています。現駅舎の改札口は西側にしかありませんが、2018年（平成30年）には東口開設を求める住民の署名が市に提出されました。その後、市と東武鉄道との間で協議が進められ、2023年（令和5年）7月20日には「橋上化及び自由通路整備に関する施行協定」が締結されました。

新駅舎は現駅舎より南側に建設され、自由通路の跨線橋、駅舎、ホームへの階段が設置される予定です。また、改札内外にエレベーターが新設され、東口には防災倉庫やマンホールトイレなどの防災施設も整備される予定です。

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗降人員は18,431人です。2005年（平成17年）に流山おおたかの森駅が開業して以降、乗降人員は減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺には、住宅地や公共施設、商業施設が点在しています。

西側
流山市西初石・若葉台方面
流山市初石公民館
流山市立中央図書館 初石分館
流山市保健センター
流山市休日診療所
千葉県立流山おおたかの森高等学校
流山市立西初石中学校
流山市立西初石小学校
流山西初石郵便局
流山郵便局（ゆうちょ銀行流山店併設）
千葉銀行 初石支店
東武ストア 初石マイン
ベルク 流山おおたかの森店
生活クラブ生協デポー おおたかの森
マツモトキヨシ 初石店
ウエルシア薬局 流山西初石店
文教堂書店 初石店
ニッポンレンタカー 初石駅前営業所
流山市おおたかの森スポーツフィールド

東側
流山市東初石・美田・柏市西柏台・西原方面
流山警察署 初石交番
柏市消防局 旭町消防署西原分署
流山市消防団 第5方面隊第21分団
千葉県立流山高等学校
柏市立西原中学校
流山市立常盤松中学校
柏市立西原小学校
流山市立八木北小学校
流山中央病院
初石病院
泉リハビリテーション病院
八木郵便局
京葉銀行 初石支店
マルエツ 初石店
フーズマーケットセレクション 西原店
ビッグ・エー 柏西原店
ジェーソン 柏西原店
クリエイトSD 柏西原店

バス路線

最寄りのバス停は「西初石三丁目」で、流山ぐりーんバスが運行しています。かつては、東武バスの柏駅西口行きが運行していましたが、つくばエクスプレス開通時に廃止されました。2021年（令和3年）には東京駅への高速バスが一部経由しましたが、2022年（令和4年）には廃止されました。また、2024年（令和6年）には京成バス「初石線」も廃止されました。

隣の駅

東武アーバンパークライン
■急行: 通過
■区間急行・■普通: 江戸川台駅 (TD 20) - 初石駅 (TD 21) - 流山おおたかの森駅 (TD 22)

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