南日永駅

南日永駅について

南日永駅（みなみひながえき）は、三重県四日市市の日永四丁目に所在し、四日市あすなろう鉄道の内部線に属する駅です。この駅は、1922年に開業し、それ以来地域の交通インフラの一環として重要な役割を果たしてきました。

駅の歴史

南日永駅は、1922年の1月10日に三重鉄道の日永と小古曽間の開通に伴って設立されました。これにより、地域住民は鉄道を通じて他の地域とのアクセスが格段に向上しました。1944年には、会社合併により三重交通の駅となり、その後1964年に三重電気鉄道の駅に変わります。さらに、1965年には近畿日本鉄道に吸収されました。

1994年からは定期的に無人化が進められ、駅のトイレが閉鎖されるなどの影響が出ました。そして、1998年には完全無人化が実施されました。2015年には四日市あすなろう鉄道が管理する駅となり、施設は四日市市が所有しています。最も最近の重要な出来事として、2021年8月21日にICカード「ICOCA」が利用できるようになったことが挙げられます。

駅の構造

この駅は、単式ホーム1面1線を備えた地上駅で、ホームは線路の東側に位置しています。有効長は3両分で、棒線駅のため、内部行きと四日市行きの列車が同一のホームに到着します。現在は無人駅ですが、駅舎には自動券売機が設置され、切符を購入することが可能です。ただし、構内での検札は行われず、IC改札機を除いては検査が行われません。

利用状況

三重県の統計によると、南日永駅の1日の平均乗車人員は日々変化しています。年度ごとの乗降人員のデータでは、調査日の状況により変動があるため、年度間での比較には注意が必要です。特に特定の年度にはピークがあり、利用者数が顕著に増えた時期も存在します。

駅周辺の環境

南日永駅の周辺には、住宅地が広がっており、駅の東側には日永神社が位置しています。また、その近くには公立の小学校やショッピングセンターもあり、住民の日常生活に欠かせない存在です。国道1号へは東に進むことでアクセスでき、西へ向かうと三重県立四日市南高等学校や西日野駅へと続いています。西日野駅は天白川の対岸にあります。

バス路線

駅近くの笹川通りには、三重交通の「南日永」停留所があります。ここには41系統や46系統、65系統など複数の路線が運行されています。特に65系統は水沢（笹川）線に該当し、平日朝に1便のみが運行されているため、利用者のニーズに応じた対応が求められます。

隣接駅

南日永駅は、内部線において日永駅と泊駅に挟まれています。この駅を利用することで、地域住民は利便性の高い交通手段を確保しているのです。今後も南日永駅は、地域の交通の拠点としてその役割を続けていくことでしょう。

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