南蛇井駅

南蛇井駅（なんじゃいえき）

南蛇井駅は、群馬県富岡市南蛇井にある上信電鉄上信線の駅です。日曜・隔週土曜と平日の閑散時間帯は駅員が配置されない無人駅となります。その独特な読み方から、珍しい駅名としても知られています。

歴史

1897年（明治30年）7月7日に開業しました。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、趣のある木造駅舎が特徴です。駅の便所は水洗式で、温水洗浄機能も備わっています。

のりば

上り・下り列車ともに、それぞれの方面へ発着します。

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りです。

(具体的な乗車人員データは省略)

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

南蛇井郵便局
富岡市立吉田小学校
群馬県道48号下仁田安中倉渕線
神成山：上信電鉄の関係者によってハイキングコースが整備されています。

南蛇井の地名の由来

南蛇井という地名の由来には、いくつかの説があります。

文献による説: 『群馬県の地名』によると、「大日本史」に「那射、今ノ南蛇井村」と記されているように、「和名抄」の那射（なさ）郷に比定されるとのことです。また、近世の史料には「南才」（ナンサイ、ナンザイ）と書かれたものが多いとされています。那射郷は、「川が流れて広い所」を意味するアイヌ語の「ナサ、ナサイ」が語源で、それが変化して「なんじゃい」になったという説もあります。

伝説による説: 『富岡市史 民俗編』に記された伝説では、かつて北と南に蛇井戸という二つの井戸があったとされています。北の蛇井戸は山崩れで消失しましたが、南の蛇井戸の名前が地名「南蛇井」の由来になったと伝えられています。また、蛇井戸の由来として、「現在の吉田小学校の北に蛇の井という井戸があり、そこから現れた大蛇が雲を呼び、雨を降らせ、鏑川を氾濫させた」という伝説も残っています。

その他の特徴

駅構内には、「幻の山野草」とされるオキナグサが多数植えられています。
JR東日本長野支社小海線営業所による調査で、南蛇井駅は日本で2番目に海岸から離れた駅であることが判明しました（神奈川県小田原市の海岸から112.05 km）。

隣の駅

上信電鉄

■上信線

神農原駅 - 南蛇井駅 - 千平駅

外部リンク

上信電鉄の公式サイトへのリンク'>南蛇井 - 上信電鉄

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