南郷村 (福島県)

南郷村（なんごうむら）

南郷村は、かつて福島県南会津郡に存在した村です。2006年3月20日に、田島町、舘岩村、伊南村と合併し、南会津町となったことでその歴史に幕を閉じました。

地理

南郷村は、西南部には大博多山がそびえ、南から東にかけては会津高原が広がっていました。村の中央を、南隣の伊南村から流れる伊南川が北へと流れ、北西の只見町方面へと続いています。村の北西部は比較的開けた地形となっており、伊南川の河岸段丘には集落が点在していました。村内は、伊南川とその支流である鹿水川、小屋川に沿って道路が整備され、周辺町村と繋がっていました。

主な山:
大博多山

主な河川:
伊南川
鹿水川

隣接していた自治体:
南会津郡：田島町、伊南村、只見町
大沼郡：昭和村

歴史

南郷村の歴史は、1955年7月20日に大宮村と富田村が合併し、新たに南郷村が発足したことから始まります。その後、1968年5月1日には旧富田村の一部が只見町に編入されました。1970年4月1日には国道289号が、1981年には国道401号が制定され、交通網が整備されていきました。しかし、2006年3月20日、南郷村は田島町、舘岩村、伊南村と合併し、南会津町として新たな一歩を踏み出すこととなり、南郷村としての歴史は幕を閉じました。

年表

1955年（昭和30年）7月20日：大宮村、富田村が合併し、南郷村が発足
1968年（昭和43年）5月1日：旧富田村域の一部（大字和泉田）が只見町へ編入
1970年（昭和45年）4月1日：国道289号が制定
1981年（昭和56年）：国道401号が制定
2006年（平成18年）3月20日：田島町、舘岩村、伊南村と合併し、南会津町が発足

行政区域変遷

変遷の詳細は、年表を参照してください。

姉妹都市・提携都市

国内

さいたま市（埼玉県） - 1975年11月4日、旧浦和市と姉妹都市提携

交通

道路

南郷村には、国道289号と国道401号が通っていました。国道289号は、北西の只見町と村役場付近から小屋川を遡り、駒止トンネルを経て南東の田島町を結んでいました。一方、国道401号は、南の伊南村から鹿水川を遡り、新鳥居峠を越えて北東の昭和村へと続いていました。

一般国道

国道289号
国道401号

一般県道

福島県道351号大倉大橋浜野線

鉄道

村内には鉄道駅がなく、最も近い駅は只見駅（只見線、只見町、村役場から約30km）または会津田島駅（会津鉄道会津線、田島町、同約25km）でした。

名所・旧跡・観光スポット

会津高原南郷スキー場
奥会津南郷民俗館

脚注

南郷村に関する情報は、以下のウェブサイトでも確認できます。

南郷村（2006/04/20アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

関連項目

福島県の廃止市町[[村]]一覧
南郷村 (曖昧さ回避)

外部リンク

南郷村（2006/04/20アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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