南長池

長野市南長池地区について

長野市東部に位置する南長池（みなみながいけ）は、長野市役所古牧支所の管轄下にある地区です。この地域は、長野県道58号長野須坂インター線（通称：エムウェーブ大通り）が東西に走り、県道375号大豆島東和田線が南北に交差する交通の要所となっています。

地理と特徴

南長池は、古牧地区の中でも市街化区域から少し離れた場所に位置し、田畑が比較的多く残るエリアです。しかし、地区南部ではエムウェーブ大通り沿いに大型店舗や工業団地が立ち並び、商業的な側面も持ち合わせています。また、地区北部では西尾張部地区と連続して宅地化が進み、住宅地としての側面も強まっています。このように、南長池は農業地域、商業地域、住宅地域という様々な顔を持つ地域と言えるでしょう。

歴史

南長池の地名の由来は、かつてこの地を流れていた裾花川にあります。慶長年間の瀬替え以前は、裾花川がこの地を流れており、乱流した川筋の跡が長い池となったことが、地名の由来と考えられています。また、現在の綿半長池店付近には、裾花川の船着き場があったと伝えられています。

江戸時代には、南長池村は松代藩の領地でした。1879年（明治12年）に郡区町村編制法が施行され、南長池村は上水内郡に属することになりました。その後、1889年（明治22年）の町村制施行に伴い、南長池村は西尾張部村、高田村、東和田村、西和田村、平林村と合併し、三輪村の一部を編入して古牧村となりました。さらに1923年（大正12年）には、古牧村は長野市に編入され、旧南長池村域は長野市の大字「南長池」として現在に至ります。

人口と世帯数

2023年3月1日現在の南長池の人口は1,436人、世帯数は609世帯です。

交通

南長池地区では、路線バスが主要な交通手段となっています。地区北部では、アルピコ交通（川中島バス）が運行する以下の路線が利用できます。

45系統：長野駅 - 市役所前 - 古牧小学校前 - 北屋島
104系統：長野バスターミナル ← 県庁前 ← 市役所前 ← 古牧小学校前 ← 北屋島

地区南部では、エムウェーブ大通りを走る長電バスの以下の路線が利用可能です。

82系統：長野駅 - 長野駅東口 - 屋島 - 須坂駅
82B系統：長野駅 - 長野駅東口 - 屋島 - 綿内駅

地区内の主な施設

南長池地区には、以下の様な施設があります。

金融機関：長野信用金庫 長池支店、八十二銀行 南長池支店
商業施設：綿半ホームエイド 本社、綿半スーパーセンター 長池店、事務キチ 長野店
企業：つちや 本社、長野県折込広告センター
工業団地：長野市第二東部工業団地
* その他：三菱電機長野工場跡、鶴賀消防署 東部分署、長野県トラック会館、長池神社、蓮證寺

蓮證寺について

蓮證寺は、もともと西尾張部にある光蓮寺の塔頭でしたが、1879年（明治12年）に現在地に移転しました。

まとめ

南長池は、歴史と自然が共存し、商業と住宅がバランスよく配置された地域です。交通の便も良く、住みやすい地域と言えるでしょう。

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