卸本町 (鹿児島市)

鹿児島市卸本町について

鹿児島市卸本町は、鹿児島湾に面した臨海工業地帯に位置する、流通業務団地（卸商業団地）として造成された町です。郵便番号は891-0123で、2020年4月1日現在の人口は8人、世帯数は5世帯と、小規模な地域です。

地理

卸本町は、和田川の下流域に位置しており、北から東、南にかけて南栄、西には谷山中央と和田が隣接しています。町域の西部には鹿児島県道217号郡元鹿児島港線が南北に通っており、この県道沿いには谷山緑地公園が広がっています。この地域は、卸商業団地として利用されており、多くの卸売業者が集まっています。

歴史

卸本町一帯は、かつて和田干拓地と呼ばれる干拓地でした。1967年から1971年にかけて、鹿児島開発事業団によって鹿児島臨海工業地帯の二号用地として埋め立てられました。この埋め立てにより、現在の卸本町の基礎が築かれました。また、一部は谷山塩屋町と和田町の一部でした。造成された土地は、流通業務団地として整備され、鹿児島総合卸商業団地協同組合を中心に、繊維、衣料、食料、飲料、酒類、肥料、飼料、建材、建機、機械、金物、医薬品、履物、日用雑貨、タイヤ、自動車部品など、多岐にわたる業種の卸売業者が集積するようになりました。

1971年には、公有水面埋立地と谷山塩屋町、和田町の一部を合わせて、鹿児島市の町「卸本町」として正式に設置されました。

町域の変遷

卸本町の町域は、埋め立てによって造成されたため、その歴史は比較的浅いです。しかし、流通業務団地としての役割は大きく、地域経済に貢献しています。

人口

国勢調査による小地域集計が開始された1995年以降の人口推移は以下の通りです。この地域は、居住人口は少ないものの、商業活動が活発な地域です。

1995年：データなし

2000年：データなし

2005年：データなし

2010年：データなし

2015年：データなし

2020年：8人

施設

公共施設

卸本町公園：地域住民や企業で働く人々が利用する公園です。
卸本町簡易郵便局：地域住民や企業向けの郵便サービスを提供しています。

寺社

大國神社：地域の守り神として祀られています。

企業

卸本町には、複数の企業が本社を構えています。

Misumi本社：製造業向けの部品などを扱う企業です。
小正醸造本社：焼酎などを製造する醸造会社です。
下堂園本社：お茶の製造・販売を行う企業です。

小・中学校の学区

卸本町から市立小・中学校に通う場合、以下の学区が適用されます。詳細については、鹿児島市教育委員会の情報をご確認ください。

小学校：〇〇小学校
中学校：△△中学校

交通

道路

鹿児島県道217号郡元鹿児島港線：卸本町の西部を南北に走る主要な県道です。

脚注

出典

角川日本地名大辞典 46 鹿児島県（角川書店、1983年）
鹿児島開発事業団史 二十八年のあゆみ（鹿児島開発事業団、1993年）

関連項目

卸本町 (曖昧さ回避)：他の地域の卸本町に関する情報へのリンク

この情報は、卸本町の概要を理解するのに役立つでしょう。

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