原田俊太郎

原田俊太郎：日本のジャズドラム界を彩る音楽家

原田俊太郎（はらだ しゅんたろう）は、1955年生まれの日本のジャズ・ドラマー、そして音楽プロデューサーとして知られています。本名は原田俊一（はらだ しゅんいち）で、音楽活動の初期には本名で活動していましたが、後に現在の芸名に改めました。

生い立ちと音楽への目覚め

幼少の頃からピアノを習い始め、音楽への素養を育みました。小学校高学年になると、家にあるスティックを使ってドラムを叩き始め、ドラム演奏に興味を持つようになります。中学生・高校生時代はロック音楽に熱中しましたが、マイルス・デイヴィスのアルバム『マイルストーンズ』を聴いたことがきっかけで、ジャズ・ドラマーを志すようになりました。

明治大学文学部へ進学後は、明治大学モダンジャズ研究会・メランコリーキャッツに所属し、日々レコード喫茶やライブハウスに通い、ジャズへの理解を深め、演奏技術を磨きました。

T-SQUARE結成と、その後の活動

1976年11月、原田はメランコリー・キャッツのメンバーであったギタリストの安藤正容、明治大学ビッグサウンズソサエティーオーケストラのメンバーだったキーボーディストの袴塚淳、そして安藤と以前から共演していたベーシストの中村裕二と共に、THE SQUARE（現：T-SQUARE）を結成しました。しかし、より伝統的な4ビート・ジャズを追求するため、スクェアを脱退し、阿川泰子のバックバンドでドラマーを務めることになります。

1978年に明治大学を卒業。その後、杉原淳とニュー・サラブレッツに参加し、大橋巨泉が司会を務める人気番組『11PM』に5年間出演しました。その後は、セッション、自身のグループでの演奏、そしてプロデュース業と、多岐にわたる音楽活動を展開しています。プロデューサーとしては、斉藤こず恵のプロデュースを手掛けたことでも知られています。

ジャズ一家の血筋

原田俊太郎は、日本ジャズ界の草分け的存在であるドラマー・ジミー原田を祖父に持ち、父は同じくジャズ・ドラマーで日本楽友会会長を務める原田イサム、叔父はバリトン・サクソフォーン奏者の原田忠幸という、まさにジャズ一家に生まれ育ちました。ジミー、イサム、俊太郎と、三代にわたってジャズ・ドラマーという道を歩んでいることは、特筆に値します。

原田俊太郎は、その才能と努力によって、日本のジャズシーンに確固たる地位を築き上げました。彼の音楽は、多くの人々に感動と喜びを与え続けています。

外部リンク

原田 俊太郎 (shuntaro.harada.5) - Facebook
太鼓叩き - ウェイバックマシン
* 太鼓叩きの戯言 - 公式ブログ

もう一度検索