古館ゆき

古館ゆき

古館ゆき（こだて ゆき、1958年9月24日 - ）は、福岡県糟屋郡出身の日本の女優です。1980年代にテレビドラマを中心に活躍し、その清楚な雰囲気と確かな演技力で多くのファンを魅了しました。

人物・来歴

本名は木村和代。ご両親は教師で、2人の兄がいます。一時、「古館佑記」という芸名で活動していた時期もありました。

福岡県立香椎高等学校を卒業後、女優を志して上京。演技研究所で演技を学び、1979年にテレビドラマ『燃えろアタック』でデビュー。映画では1980年の『ツィゴイネルワイゼン』でデビューを果たしました。デビュー当初は木村有希という名前で活動していましたが、すぐに古館ゆきに改名しています。

1980年代前期から後期にかけて、数多くのテレビドラマに出演し、人気を博しました。特に、木下プロダクション制作のドラマへの出演が多く見られました。

苗字の漢字表記は「古舘」とされている場合や、読み方が「ふるたち」「ふるだて」とされていることもあります。かつては、ぷろだくしょん舵に所属していました。

趣味は人形収集と読書で、水泳と卓球を得意としています。

日本経済新聞1981年12月3日付夕刊「アップ」の記事によれば、高校教師である父親に作られた自分を変えたいという思いから芸能界を志し、高校卒業前に内緒で上京して住まいを見つけました。愛称はピノキオで、6畳一間にぬいぐるみ「クマ男」と同棲していたというエピソードも紹介されています。

主な出演作品

テレビドラマ

燃えろアタック（1979年） - 南郷あかね 役
陳舜臣の神獣の爪（1980年）
気になる天使たち（1981年）
天からやって来た猫（1982年） - 浦野能里子 役
ロウソクが消えない ママ、わたし話したいの（1982年）
妻たちは…・夫、夫たらずとも…（第3回）（1982年）
誘拐山荘（1982年）
[噂の刑事トミーとマツ]（1982年） - 松原美輪子 役
闇を裂く一発（1982年）
御宿かわせみ 第2シリーズ 第15話「江戸の手まり唄」（1983年） - おとし 役
おしん（1983年 - 1984年） - 茂子 役
恐怖・邪魔な女を殺して始まった新婚生活に忍びよる破局!（1983年）
望郷・美しき妻の別れ（1983年）
山之内家の惨劇（1983年）
赤い足音（1983年）
25歳たち・危うい予感（1984年）
嘘つきは恋のはじまり（1984年）
春の波涛（1985年） - 玉八 役
水曜日の恋人たち(2)・不倫の傾向と対策（1985年）
樋口一葉・われは女成りけるものを…（1985年）
超少女! はるひワンダー愛（1986年）
ライスカレー（1986年）

テレビバラエティ

ニコニコ訪問・テレビ親孝行 母さんの夢（1980年 - 1981年） - レギュラーアシスタント

映画

ツィゴイネルワイゼン（1980年）
近頃なぜかチャールストン（1981年）－タミ子役
道頓堀川（1982年）－さとみ役
必殺4 恨みはらします（1987年）－おけら長屋・夜鷹役
女衒 ZEGEN（1987年）

ラジオ

ラジオ名作劇場（NHKラジオ第2放送）※コダテユキ名義
カフェテラスのふたり 尾道・映画通り（1987年）

雑誌

週刊プレイボーイ（集英社）
1982年1月5日・12日合併号 No.2・3（1981年） - グラビア1P
* 1982年6月15日号 No.25「清純派女優古館ゆき ヌード初ショット」（1982年） - グラビア5P

古館ゆきは、1980年代のテレビドラマを彩った名女優の一人として、今も多くの人々の記憶に残っています。その才能と美貌は、時代を超えて輝き続けています。

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