台北捷運小南門線

小南門線概要

小南門線（しょうなんもんせん）は、台湾台北市内で運行されている台北捷運の路線です。この路線は台北駅の混雑を緩和するために設けられ、淡水線の中正紀念堂駅と板橋線の南港線西門駅を接続しています。全体の距離はわずか1.6キロメートルですが、駅数は3つだけであるにもかかわらず、多くの利用者がいます。この背景には、中華民国の主要な政府機関や司法院などが近隣に位置しているためです。

運行と延伸

2014年11月15日からは、松山方面から西門方面へ向かう松山線と相互に乗り入れを開始しました。この乗り入れにより、小南門線の利便性は一層向上しました。運行開始当初は、線内の折り返し運転が行われていましたが、2013年11月24日より新店線の台電大楼駅まで運行区間が延長され、現在では松山新店線の一部として機能しています。

路線データ

• - 路線距離: 1.6 km
• - 駅数: 3駅
• - 運行方式: 複線（全線複線で運行）
• - 電化方式: 直流750V 第三軌条方式
• - 地上区間: なし

歴史

小南門線は2000年8月31日に開業しました。この際、運行方法としては6両編成の電車が、片側の線路のみを使用して単線運転を行っていました。運行開始から間もない2001年9月17日には、台風ナーリーの影響により、すべての駅ホームが水没するという大きな被害を受けることになりました。台北市内の洪水被害の影響で多くの路線が一時運休となりましたが、その後復旧作業が進み、2013年には複線運転を開始しました。

2014年には松山線の開業により、新店線新店駅までの直通運転も開始され、小南門線の役割はさらに重要性を増しています。それに伴い、利用者数も増加の一途をたどっています。駅数は少ないものの、休日や朝夕のラッシュ時には多くの乗客で賑わっています。

運行の再開と復旧

2001年の台風被害からの復旧は、10月1日に中正紀念堂駅が業務を再開、続いて10月14日には西門駅が上層階のみで再開されました。そして、10月17日には小南門線の運行が再開され、11月には全てのホームが復旧しました。このように小南門線は、多くの困難を乗り越えながら、台北市民の交通手段として強い存在感を示しています。

使用車両

現在、小南門線では371型と381型の車両が使用されています。これらの車両は快適性と安全性を兼ね備えており、利用者から高い評価を得ています。小南門線は今後も台北市の交通網の中で重要な役割を果たしていくでしょう。

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