西門駅

西門駅（せいもんえき）

西門駅は、台湾台北市万華区と中正区の境界に位置する、台北捷運（MRT）の主要な駅の一つです。この駅は、若者文化の発信地として知られる西門町に最も近い駅であり、多くの人々が利用しています。

利用可能な鉄道路線

台北捷運（MRT）
板南線（BL11）：南港展覧館方面と頂埔方面を結ぶ路線です。
松山新店線（G12）：松山方面と新店方面を結ぶ路線です。

歴史

1999年12月24日：板南線の一部として開業しました。この開業は、台北MRTの発展において重要な一歩となりました。
2000年8月31日：小南門線が開業し、駅の利用範囲が拡大しました。
2001年9月17日：台風ナーリー（平成13年台風第16号）による大規模な浸水被害が発生。駅構内は最大2.5メートルの深さまで浸水し、板南線は一時全線運休となりました。西門駅も大きな被害を受けましたが、復旧作業が行われました。
2001年10月14日：上層階ホームのみを使用した営業が再開されました。
2001年10月17日：小南門線の運行が再開されました。
2001年10月27日：板南線が忠孝復興駅まで運行を再開しましたが、下層ホームの復旧作業のため、西行き列車は通過扱いとなりました。
2001年11月18日：閉鎖されていた下層階ホームの運用が再開され、完全復旧しました。
2013年11月24日：信義線の開業に伴い、小南門線と新店線の直通運転が開始されました。
2013年中：可動式ホーム柵の使用が開始され、安全性が向上しました。
2014年11月15日：松山線が開業し、小南門線と新店線との直通運転が開始され、現在の運行形態となりました。

駅構造

西門駅は地下駅で、2層構造となっています。

地下2階：板南線南港展覧館方面行と松山新店線松山方面行のホームがあります。
地下3階：板南線頂埔方面行と松山新店線新店方面行のホームがあります。

各ホームは島式ホームで、同一方向への乗り換えは同一ホーム上で可能です。全ホームに可動式ホーム柵が設置されており、安全性に配慮されています。また、駅の北側は西門地下街と連絡しています。

歴史的な運行計画の変更

当初、地下2階は板南線と新店線（後の松山新店線）の上り線ホーム、地下3階は下り線ホームとして計画されていました。しかし、松山線の開業が遅れたため、小南門線が単線で先行運行されることになり、一時的に計画が変更されました。小南門線は2番線（新店線上りホーム）と4番線（新店線下りホーム）を使用し、4ヶ月ごとに使用する線路を入れ替えていました。その後、信義線の開業と松山線の開業を経て、当初の計画通りに複線運行が行われるようになりました。

のりば

各路線の具体的な乗り場については、駅の案内表示を確認してください。

駅出口

西門駅には複数の出口があり、それぞれ異なるエリアへのアクセスを提供しています。

出口1、6：駅の西側（西門紅楼、西門町方面）
出口2～5：駅の東側（国軍英雄館、遠東百貨、衡陽路、中山堂方面）
北側：西門地下街と接続

利用状況

西門駅は、開業以来、台北捷運で2番目に利用客の多い駅として知られていましたが、2020年上半期には新型コロナウイルスの影響で市政府駅に次ぐ順位となりました。

駅周辺

駅周辺は、衡陽路、博愛路、城中市場などの伝統的な商業エリアと、若者向けの最新トレンドが集まる西門町があり、様々な目的を持つ利用客で賑わっています。駅名は西門町にちなんで命名されました。台湾鉄路管理局（台鉄）と台湾高速鉄道（高鉄）は駅の西側地下を通過しており、かつては台鉄縦貫線に西門駅（計画のみ）が存在していました。現在は西門緊急停車駅という地下設備があります。

バス路線

駅前の中華路にはバス専用レーンとバス停が整備されており、板橋、土城、三峡、新荘、三重、万華、公館、景美、松山、南港、円環、中山北路、天母、故宮方面へのバスが運行されています。

隣の駅

台北捷運 板南線：台北車站駅 (BL12) - 西門駅 (BL11) - 龍山寺駅 (BL10)
台北捷運 松山新店線：北門駅 (G13) - 西門駅 (G12) - 小南門駅 (G11)

脚注

詳細については、関連するリンク先をご確認ください。

外部リンク

台北捷運公司
駅情報（日本語）
* 西門駅周辺地図（台北捷運公司）

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