各務原アウトドアフィールド

各務原アウトドアフィールド

各務原アウトドアフィールドは、岐阜県各務原市に位置する国営木曽三川公園の一部を構成する広大な施設です。木曽川の分流である北派川の河川敷に広がり、その豊かな自然環境を最大限に活かした野外活動の拠点として、2005年3月19日に開園しました。

特色と魅力

このフィールドの最大の特色は、河川敷に広がる森や自然の地形をそのまま利用している点にあります。来園者はここで、散策、サイクリング、様々なスポーツなど、自然の中で体を動かすレクリエーションを自由に楽しむことができます。特に、隣接する「かさだ広場」とは物理的な境界がほとんどなく、事実上、一体的な施設として利用されています。かさだ広場が芝生広場や遊具を中心とした家族向けの公園であるのに対し、各務原アウトドアフィールドは、より広大で多様な自然環境を活用したアクティビティに適した場所と言えます。両施設は国営木曽三川公園のウェブサイトなどでもしばしば一緒に紹介されています。

施設詳細

園内には、サイクリングを楽しむための整備されたロードが設けられており、木曽川の景色を眺めながら爽快な走りが可能です。また、「竹の広場」と呼ばれる休憩所があり、散策やサイクリングの途中で一息つくのに適しています。フィールド内には、二つの特徴的な木橋（第1橋・第2橋）が架かっています。これらの橋は、自然共生研究センターの実験河川へ水を供給するために、北派川（新境川）から取水した水路（新境川の一部として扱われます）の上に設けられたものです。

利用情報

各務原アウトドアフィールドは、無料で入園できます。駐車場は隣接する「かさだ広場」と共用で利用可能です。ただし、園内には売店や自動販売機などの施設はありませんので、飲食物などは事前に準備しておく必要があります。開園時間や休園日については、季節や状況によって変動する可能性があるため、来園前に「かさだ広場・各務原アウトドアフィールド」の公式サイトで最新の情報を確認するようにしてください。

補足情報

各務原アウトドアフィールドの敷地は広大で、各務原市内の川島笠田町に加え、神置町や下中屋町にも跨がっています。また、河川敷という立地から、過去には自然災害の影響を受けた事例もあります。特に、2021年8月の大雨では、木曽川本流の増水に伴い北派川側にも水が溢れ出し、フィールド一帯が冠水しました。この冠水被害により、2021年8月15日から10月11日までの約2ヶ月間、臨時閉園を余儀なくされました。

アクセス

各務原アウトドアフィールドへは、公共交通機関または自動車でアクセスできます。

公共交通機関:
名鉄各務原線「各務原市役所前駅」より、各務原市ふれあいバス川島線に乗車し、「かさだ広場」バス停で下車。
名鉄名古屋本線「笠松駅」より、岐阜バス笠松川島線に乗車し、「かさだ広場」バス停で下車。
名鉄名古屋本線「笠松駅」より、笠松町公共施設巡回町民バス「東米野」バス停で下車後、徒歩約10分。
自動車:
国道21号（岐大バイパス）の三宅ICから南下。「米野西」交差点を経て岐阜県道178号を東進し、「米野東」交差点で岐阜県道93号を南下。
* 国道22号（名岐バイパス）の「西島町5丁目」交差点から愛知県道150号を北上。渡橋を渡り、岐阜県道93号を北上。

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