吉備サービスエリア

吉備サービスエリアの概要

吉備サービスエリア（きびサービスエリア）は、岡山県岡山市北区の山陽自動車道に位置する重要な休憩スポットです。このエリアは、吉備国の中心地である吉備路に近いため、名称が付けられました。1993年に備前ICから岡山ICの間が開通し、同時に周囲の公園も整備され、利便性が向上しました。特に、給水塔は備中国分寺の五重塔を模しており、その美しいデザインが訪れる人々の目を引いています。

設備

吉備サービスエリアには、上下線それぞれに多様な施設やサービスが整っています。下り線は2006年から、上り線は2008年にサービスを開始しました。両ラインに共通して、ウェルカムゲートから一般道を経由して出入りが可能で、広々とした駐車場やトイレ、レストランなどの設備が充実しています。

駐車場・トイレ

下り線には、85台の大型車駐車スペース、70台の小型車駐車スペースがあり、車椅子用の駐車場も備えています。トイレは男性用、女性用ともに数多くあり、車椅子の利用者が使いやすい設備も整っています。トイレの数は、男性用が大10（和式1・洋式9）、小19、女性用は33（和式2・洋式31）という充実ぶりです。

燃料・充電施設

24時間営業のENEOSのガソリンスタンドや、電気自動車用急速充電器も設置されており、ドライバーのニーズに応えています。急速充電器は、事前登録が必要ですが、６基が24時間利用可能です。

飲食・ショッピング

飲食施設には、岡山プラザホテルによるレストラン、スナック、ベーカリーなどが揃っており、多様なグルメを楽しむことができます。例えば、「温羅の郷」では地元の食材を使った料理が提供されており、食事の選択肢が豊富です。また、24時間営業のフードコートやカフェもあるため、いつでも温かい食事や軽食を楽しむことができます。

自然ふれあい広場

施設の一角には自然ふれあい広場が設けられており、訪れる人々が自然に親しむことができる空間となっています。この広場では、リラックスしたひと時を過ごすことができるでしょう。

吉備スマートインターチェンジ

吉備サービスエリアには、ETC専用の吉備スマートインターチェンジも併設されています。ここは交通実験として設置され、2005年から運用が開始されました。大型車は利用できないため、アクセス道路の整備が進められています。2025年度には新しいバイパスが開通予定で、より便利になることが期待されています。

アクセス

吉備サービスエリアまでのアクセスは、バスや自家用車でも便利です。中鉄バスが利用でき、最寄りの停留所からは徒歩圏内です。また、自家用車の場合、岡山や総社の市街地から約30～45分で到着します。ウェルカムゲートを利用することで、一般道からもアクセスが可能です。

周辺施設

近隣には備前一宮駅や岡山リサーチパーク、吉備津彦神社、吉備津神社、最上稲荷、備中高松城の址など、観光スポットも点在しています。ここを起点にして岡山の歴史を感じる旅に出かけるのも良いでしょう。吉備サービスエリアは、ただの休憩所ではなく、訪れる人々に多くの魅力を提供するスポットとなっています。

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