名古屋駅バスターミナル

名古屋駅バスターミナル

名古屋駅バスターミナルは、愛知県名古屋市中村区名駅一丁目にある、名古屋市交通局（名古屋市営バス）のバスターミナルです。このターミナルは、名古屋駅のJRゲートタワー及びJPタワー名古屋の1階に位置し、利便性の高い場所として多くの利用者に親しまれています。

構造と設計

名古屋駅バスターミナルは、P字型の構造で、南側には8つのおりばが、東側には5つののりば（1番から5番）、北側には6番のりば、西側には7番から12番のりばがあります。ターミナル内部は、バスレーンと歩道がガラスで区切られ、各のりばには自動ドアと路線図、時刻表、LCD式発車標が設置されています。路線ごとに待機するレーンが分けられ、効率的な乗客の流れを実現しています。

バスが到着すると、自動ドアが解錠され、日本語と英語による自動放送が流れます。また、発車標は日本語の他に英語、中国語、朝鮮語でも表示されるため、外国人観光客にも利用しやすい設計になっています。さらに、各のりばの地下には名鉄名古屋本線の新名古屋地下トンネルが通っており、時折電車の音が聞こえることもあります。

歴史と変遷

かつて名古屋ターミナルビルにあったバスターミナルは、2010年に閉鎖され、その後名古屋市交通局のバス停は駅周辺の道沿いに分散しました。そして、名古屋ターミナルビルの解体後、駅前に新たにJRゲートタワーとJPタワー名古屋が建設され、それに伴って新しいバスターミナルも完成しました。2017年4月には、名古屋駅バスターミナルが正式に開業し、以降名古屋市営バスの専用ターミナルとして運用されています。

バス路線

名古屋駅バスターミナルでは、様々な路線が発着します。たとえば、1番のりばからは名駅25系統の名古屋駅行きのバスや、名駅29系統の新富町経由のバスが出発しています。2番のりばでは、稲西車庫行きや横井町行きのバスなど、充実した路線網が構築されており、利用者は目的地に合わせて選ぶことができます。また、名古屋市営バスだけでなく、JR東海バスのバスツアーにも利用されており、多様な交通手段が整備されています。

アクセシビリティ

名古屋駅バスターミナルは、名古屋駅と直結しているため、公共交通機関を利用しやすい立地が魅力です。周辺には各種飲食店や商業施設も充実しており、バスを待ちながらショッピングや食事を楽しむこともできます。さらに、利便性だけでなく、ターミナル内の案内表示は非常に分かりやすく設計されており、多くの利用者にとって快適な空間を提供しています。

結論

名古屋駅バスターミナルは、名古屋市の交通の中心として非常に重要な役割を果たしており、新しい施設として生まれ変わったこのバスターミナルは、訪れるすべての人にとって便利で利用しやすい場所となっています。今後もその利便性と快適性を維持しつつ、地域の交通網を支えていくことでしょう。

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