和歌山県道40号樫野串本線

和歌山県道40号樫野串本線の概要

和歌山県道40号樫野串本線（以下、県道40号）は、和歌山県東牟婁郡の串本町を貫通する主要地方道です。この道路は紀伊大島を通り、潮岬とくしもと大橋を捉え、地域の交通の要所となっています。県道40号は、特に観光や物流の面で重要な役割を果たしています。

路線データ

県道40号の全長は約11.6キロメートルで、実延長は11.587キロメートルです。起点は串本町の樫野に位置し、終点は串本町の串本、具体的には国道42号の潮岬東入口交差点にあります。このルートは、沿岸部の美しい景色を楽しむことができるため、ドライブを楽しむ人々に人気があります。

歴史的背景

この道路は、1993年5月11日に建設省から県道樫野串本線として主要地方道に指定されました。その後、2006年3月28日にくしもと大橋を通る道が正式に県道として認定され、交通の便がさらに向上しました。これにより、紀伊半島の南端地域はよりアクセスしやすくなりました。

路線状況と施設

くしもと大橋

県道40号の見どころの一つは、くしもと大橋です。この橋は、潮岬から沖合の苗我島と紀伊大島を結ぶもので、全長386メートル、約270度のループ橋であり、高さを考慮した設計が施されています。また、290メートルのアーチ橋部分が海峡をまたぐ構造となっており、その美しい姿はドライバーや観光客に強い印象を与えます。加えて、終点の出雲の浅海交差点から紀伊大島の猪喰鼻までの距離は1.5キロメートルを超え、周辺のドライブを楽しむのに最適です。

通過する自治体

県道40号は、東牟婁郡串本町を通過します。この町は観光地としても知られ、訪れる人々を惹きつける自然や文化が豊富です。

交差する道路

主な交差点としては、和歌山県道41号潮岬周遊線の浅海交差点があります。この交差点は、方面によって異なる観光スポットへアクセスするためのハブとなっているため、利用頻度も高いです。

沿線の施設

県道40号周辺にはいくつかの注目すべき施設があります。例えば、トルコ記念館や樫野埼灯台があり、観光名所としても訪れる価値があります。これらの施設は町の歴史や文化を体感することができ、観光客にとって格好の目的地となっています。

まとめ

和歌山県道40号樫野串本線は、地域の重要な交通路として機能しているだけでなく、それ自身が観光地でもあります。自然、美しい景観、歴史的な施設を結ぶこの道路は、地元住民だけでなく、訪れる観光客にとっても欠かせない存在です。県道40号を使用することで、紀伊半島の魅力を余すところなく体感できることでしょう。

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