品田操士

品田操士（しなだ あやひと、1973年10月3日 - ）は、埼玉県さいたま市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、独特な投球フォームで知られています。また、実弟に元プロ野球選手の品田寛介がいます。

プロ入り前

小学4年生の時に浦和リトルに入団し、野球を始めました。中学時代は一塁手としてプレーしていましたが、花咲徳栄高校に進学すると投手に転向しました。高校2年春には関東大会に出場、3年春には県大会準々決勝で聖望学園の門倉健投手と投げ合いましたが惜敗しました。夏の県大会では全試合を完投し、防御率0.00を記録しましたが、チームは5回戦で敗退しました。高校時代には、1年後輩に池田郁夫、2年下には弟の寛介がおり、いずれも後にプロ野球選手となっています。

プロ野球時代（近鉄バファローズ）

1991年のドラフト会議で、近鉄バファローズから3位指名を受けて入団しました。プロ1年目の1992年に一軍に昇格し、9月1日の西武ライオンズ戦でプロ初登板を飾りました。しかし、この試合では3回2/3を投げて15失点というほろ苦いデビューとなりました。この15失点は、1試合における個人最多失点記録として歴代4位にランクされています。このデビュー戦では、チームは22-0で敗れ、当時のリーグ最多得点差を記録しました。

その後、トルネード投法にフォームを改造しました。しかし、そのトルネード投法は捻りが少ないため、自身では「レモネード投法」と自称していました。この投法改造により、徐々に登板機会を増やし、ローテーション入りも果たしましたが、膝を故障し、2000年に近鉄を自由契約となりました。

海外リーグでの活躍

2001年には、アメリカ独立リーグのノーザン・リーグに所属するエルマイラ・パイオニアーズでプレーしました。翌2002年には、イタリアのセリエAに所属するイタレリ・ボローニャに入団し、主力投手として10勝を挙げ、リーグ4位の防御率を記録しました。

年度別投手成績

（省略）

記録

初登板：1992年9月1日、対西武ライオンズ21回戦（西武ライオンズ球場）、5回1死から3番手で救援登板・完了、3回2/3を15失点
初先発：1994年5月21日、対日本ハムファイターズ8回戦（藤井寺球場）、4回1/3を4失点
初勝利・初先発勝利：1995年4月21日、対福岡ダイエーホークス4回戦（藤井寺球場）、8回0/3を3失点

背番号

40 （1992年 - 2000年）

関連項目

埼玉県出身の人物一覧
大阪近鉄バファローズの選手一覧
兄弟スポーツ選手一覧

外部リンク

個人年度別成績 品田操士 - NPB.jp 日本野球機構
* 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)

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