善通寺インターチェンジ

善通寺インターチェンジの概要

善通寺インターチェンジ（ぜんつうじインターチェンジ）は、香川県善通寺市に位置する高松自動車道の重要なインターチェンジです。このインターチェンジは、善通寺市を中心に多度津町、丸亀市、琴平町などの地域へのアクセスを提供しています。また、ここには善通寺バスストップと善通寺インターバスターミナルが併設されており、公共交通の利便性を高めています。

インターチェンジの開通と機能

善通寺インターチェンジは1987年に開通し、1992年に高松西ICと坂出ICへの延伸により役割が変化しました。当初はこの地点が高松自動車道の終点であり、そのため西日本高速道路四国支社香川高速道路事務所や香川県警察高速道路交通警察隊の分駐隊も設置されているのが特徴です。

道路情報

このインターチェンジはE11高松自動車道に位置し、接続道路は国道319号です。料金所には入口と出口があり、入口のレーン数は2であって、ETC専用レーン1つと一般レーン1つが設けられています。出口は3つのレーンがあり、うち2つはETC専用、1つは一般レーンです。また、善通寺インターチェンジの隣には三豊鳥坂ICがあり、交通の要所としての役割を果たしています。

善通寺バスストップ

善通寺バスストップは、高速バスのターミナルとして機能しており、特に四国島内を結ぶ高速バスの利用が盛んです。時刻表では「高速善通寺」として記載されていることが多く、高知や松山行きの下り便は乗車専用で、高松行きの上り便は降車専用となっています。この他、過去にはさぬきエクスプレス八幡浜も利用されていましたが、2010年に廃止されました。バスストップは善通寺バスターミナルの駐車場の利用が可能ですが、ここに発着する2路線は通常の割引サービスの対象外です。

善通寺インターバスターミナル

善通寺バスターミナルは2018年に営業所が併設されるなど、利便性が向上しました。パーク&バスライド用に176台分の駐車スペースを完備し、利用者は48時間まで無料で駐車が可能です。超過した場合は、24時間ごとに500円の料金がかかります。バスターミナルは四国高速バスが管理しており、高速便の乗車券はターミナル内で購入が可能です。また、徒歩約5分ほどでのアクセスが可能です。

主な路線

善通寺インターバスターミナルからの主な路線には、以下があります。

• - 高松 - 松山線（坊っちゃんエクスプレス、特急便は停車しない）
• - 高松 - 高知線（黒潮エクスプレス）

さらに、バスターミナル近くの国道319号沿いには、丸亀・高松 - 横浜・東京・新宿・八王子線や、名古屋線、福岡線など多様な路線が展開されています。特に、さぬきエクスプレス大阪（丸亀発着便）は本州側の停留所までノンストップで運行されるため、多くの旅行者に利用されています。

周辺の観光名所

善通寺インターチェンジの周辺には、四国八十八箇所霊場・第75番札所の善通寺や、金刀比羅宮、国営讃岐まんのう公園、香川県立丸亀競技場などの名所が点在しています。これらのスポットは観光客にとって非常に魅力的で、インターチェンジを利用する高松自動車道の旅路を豊かにしてくれます。

このように、善通寺インターチェンジは香川県において重要な交通拠点であり、自動車やバスによる観光・移動を支える中心的な存在となっています。

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