四国ケーブル

四国ケーブル株式会社

四国ケーブル株式会社は、香川県と徳島県においてケーブルカーとロープウェイを運営している企業です。地域の観光資源を活用し、山岳地域へのアクセスを容易にすることで、観光振興に貢献しています。長年にわたり、四国地方の山岳観光を支える重要な役割を果たしています。

歴史

四国ケーブルは、その前身である八栗ケーブルとして1964年（昭和39年）6月26日に設立されました。同年12月28日には、八栗ケーブルが開業し、事業を開始しました。その後、1970年（昭和45年）11月14日に八栗箸蔵ケーブルへと社名変更を行い、事業拡大を図ります。1971年（昭和46年）4月1日には、箸蔵山ロープウェイが開業し、新たな輸送手段を提供し始めました。さらに、1987年（昭和62年）3月28日には、雲辺寺ロープウェイが開業し、四国山地の更なる観光地へのアクセスを向上させました。同年8月1日には、社名を現在の四国ケーブル株式会社に変更し、事業の多角化と発展を目指します。1992年（平成4年）7月21日には、太龍寺ロープウェイが開業し、四国遍路の巡礼者にとっても重要な交通手段となりました。1999年（平成11年）4月1日には、箸蔵山ロープウェイ事業を分社化し、より専門性の高い運営体制を構築しました。

路線

四国ケーブルは、以下の3つの路線を運営しています。

八栗ケーブル：香川県高松市の八栗山を結ぶケーブルカーです。八栗寺への参拝客や観光客にとって重要なアクセス手段となっています。
雲辺寺ロープウェイ：徳島県三好市と香川県観音寺市にまたがる雲辺寺山を結ぶロープウェイです。山頂には四国霊場六十六番札所である雲辺寺があり、多くの参拝客が訪れます。
太龍寺ロープウェイ：徳島県阿南市の太龍寺山を結ぶロープウェイです。四国霊場二十一番札所である太龍寺への参拝に利用され、山頂からは美しい景色が楽しめます。

これらの路線は、観光客だけでなく、四国遍路の巡礼者にとっても重要な交通手段となっています。

関連事項

四国ケーブルに関連する事項として、以下のものが挙げられます。

箸蔵山ロープウェイ：かつて四国ケーブルが運営していたロープウェイであり、現在は分社化されています。箸蔵山の山頂にある箸蔵寺へのアクセス手段として重要な役割を果たしています。

外部リンク

* 四国ケーブル

四国ケーブルは、四国地方の山岳観光を支える重要なインフラであり、今後も地域観光の発展に貢献していくことが期待されます。各路線の詳細情報や運行状況については、公式ウェブサイトをご確認ください。

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