箸蔵山ロープウェイ

箸蔵山ロープウェイについて

箸蔵山ロープウェイは、徳島県三好市池田町州津に位置するロープウェイです。この路線は、真言宗の別格本山である箸蔵寺を訪れる際の便利なアクセス手段として、多くの観光客に利用されています。ロープウェイの運営は、箸蔵山ロープウェイ株式会社が行っています。

歴史

箸蔵山ロープウェイの起源は1930年（昭和5年）にさかのぼります。当初は箸蔵登山鉄道のケーブルカーが運行されていましたが、太平洋戦争の影響で1944年（昭和19年）に廃止されました。その後、1971年（昭和46年）には四国ケーブルによって新たな索道が開業されましたが、老朽化のため1998年（平成10年）に運行が終了しました。

その後も箸蔵山の魅力を再発見するための努力が続き、1999年（平成11年）に四国ケーブルが箸蔵山ロープウェイを分社化し、新たな索道線が開業されることとなりました。また、2021年（令和3年）には東京オリンピックの聖火リレーのコースに選ばれ、多くの人々の注目を集めました。

路線データ

• - ゴンドラ: スイス製CWAの32人乗り
• - 索道の方式: 複式単線交走式 (DLM) フニテル
• - 線路水平長: 約876m
• - 線路傾斜長: 約948m
• - 高低差: 約342m
• - 運転速度: 5.0m/s
• - 所要時間: 約4分
• - 設計製作メーカー: 日本ケーブル

運転時間

箸蔵山ロープウェイは、季節によって運行時間が異なります。4月から11月の間は朝8時から運行を開始し、12月から3月には朝9時から運行が始まります。また、毎時15分おきの定期運行が行われており、団体や大祭、お正月などの特別な日には臨時運行も行われます。

駅一覧

• - 登山口駅 (出発地点)
• - 山頂駅 (到着地点)

交通機関

アクセスの便も良く、登山口駅は四国旅客鉄道（JR四国）の土讃線の箸蔵駅から徒歩約5分、阿波池田駅からはバスで約15分の距離です。また、徳島自動車道の井川池田ICからは車でわずか7分ほどで到着することができます。

関連項目

箸蔵山ロープウェイは、日本の数ある索道のひとつで、箱根ロープウェイと同様の複式単線自動循環式を採用している点が特徴です。これにより、快適に山の景色を楽しむことができ、多くの訪問者に利用されています。

ロープウェイを利用して、自然の美しさを感じながら箸蔵寺を訪れることは、まさに贅沢な体験と言えるでしょう。

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