四番町 (千代田区)

東京都千代田区四番町について

四番町は、東京都千代田区の西部に位置する町名です。住居表示は実施されておらず、「丁目」の設定がない単独の町名として存在します。郵便番号は102-0081で、「番町」地区の一つに数えられます。

地理

四番町の北側は二七通りに面しており、この通りを境に五番町と九段南に接しています。東側は三番町、南側は一番町と隣接しており、西側は日本テレビ通りを挟んで六番町と接しています。このように、四方を他の町に囲まれた地域です。

地域内には高級マンションや学校が多く、落ち着いた雰囲気の住宅街が広がっています。また、オフィスビルも点在し、商業的な側面も持ち合わせています。

かつてこの地には、内閣総理大臣を務めた若槻禮次郎が居住していたことから、彼の邸宅周辺は「大臣横丁」と呼ばれていました。この呼び名は、当時の政治の中枢を担う人々が集まる場所であったことを示しています。

歴史

現在の四番町は、1938年8月1日に旧「中六番町」全域が改称されて誕生しました。この改称により、現在の四番町の形が確立されました。

世帯数と人口

2017年12月1日時点のデータによると、四番町の世帯数と人口は以下の通りです。

世帯数： (具体的な数値は原文に記載なし)
人口： (具体的な数値は原文に記載なし)

小・中学校の学区

千代田区立の小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります。

小学校：(具体的な学校名は原文に記載なし)
中学校：(具体的な学校名は原文に記載なし)

千代田区の中学校では学校選択制度が導入されており、区内全域から学校を選ぶことができます。

施設

四番町には、以下のような施設が存在します。

伊勢半本店（本社）：化粧品メーカーの本社。
千代田国際中学校・武蔵野大学附属千代田高等学院：中高一貫教育を行う学校。
専門学校東京ビジュアルアーツ：映像・写真・デザインなどを学ぶ専門学校。
ルクセンブルク大使館：ルクセンブルクの外交施設。
日本テレビ四番町ビル：日本テレビ関連の施設。
千代田区立四番町図書館：地域の図書館。
国立研究開発法人科学技術振興機構 東京本部：科学技術振興のための研究機関。
四番町歴史民俗資料館：地域の歴史や文化を伝える資料館。
駐日本国ローマ法王庁大使館:ローマ法王庁の外交施設。

これらの施設は、四番町の多様な側面を物語っています。

交通

地域の中央を東西に番町学園通りが走っており、この通りが四番町の主要な交通路となっています。

その他

千代田区の正式なローマ字表記は、例外的に修正ヘボン式の「Yonbancho」が使用されています。これは、通常のヘボン式表記とは異なる点です。同様の非ヘボン式使用例として、千代田区三番町や中央区日本橋が挙げられます。

また、かつて日本ソフトバンクの出版事業部がこの地に置かれていたことがあり、同社の雑誌『Oh!FM』では、四番町を舞台としたアドベンチャーゲーム「四番町アドベンチャー」が制作・掲載されました。これは、同社の他の雑誌に掲載されたアドベンチャーゲームのパロディとして制作されたものです。

出身・ゆかりのある人物

四番町にゆかりのある人物として、以下の方々が挙げられます。

島田三郎（政治家・衆議院議長、ジャーナリスト）：明治時代の政治家。
島田孝一（交通経済学者、第6代早稲田大学総長）：交通経済学の学者。
与謝野鉄幹（歌人）：明治時代の歌人。
与謝野晶子（文学者）：明治・大正時代の歌人・作家。
若槻禮次郎（第25・28代内閣総理大臣、第18・20代大蔵大臣、第41・42代内務大臣）：大正・昭和期の政治家。
小室翠雲（日本画家、南画の大御所）：南画の画家。

これらの人物は、四番町の歴史と文化に深く関わっています。

関連項目

番町
四番町 (曖昧さ回避)

外部リンク

千代田区



四番町は、歴史と文化が息づく、落ち着いた雰囲気の街です。

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