国府駅 (愛知県)

国府駅の概要

国府駅（こうえき）は、愛知県豊川市に位置する名古屋鉄道の駅で、愛知県豊川市久保町葉善寺に設置されています。駅番号はNH04で、この駅は豊川市西部の重要な交通拠点の一つです。名古屋本線と豊川線の乗換駅として、特急停車駅にもなっています。

この駅は、豊川市の中心駅であるJR豊川駅や名鉄豊川稲荷駅よりも多くの列車が運行されており、利用者数も上回っています。また、名古屋方面からの終電が豊橋駅よりも遅く設定されているため、遠方からの利用者も多いのが特徴です。駅周辺には名鉄協商の駐車場が隣接しており、数多くの有料駐車場も点在しています。特に年始には豊川稲荷への初詣客が多く訪れ、臨時の係員が配置されるなど、交通整理も行われます。

歴史

国府駅は1926年に愛知電気鉄道豊橋線として開業し、名岐鉄道との合併によって名古屋鉄道に併属します。駅舎は1965年に橋上駅舎となり、2000年以降は特急停車駅としての運行が強化されました。また、近年はバリアフリー工事も進められ、利用しやすい駅へと変貌を遂げています。

駅の構造と設備

国府駅は、島式3面6線の地上駅で、橋上駅舎を備えています。東側には留置線が2本あり、夜間停泊に利用されています。名古屋本線の列車は、交差待避ができるように設計されています。自動券売機と改札機が設置されていますが、自動精算機はありません。発車案内はLED式が導入され、各ホームでの時刻表情報も確認できます。

バリアフリー化工事

2007年から始まったバリアフリー化工事では、エレベーターや多機能トイレの設置、ホームの高さ調整など、利用者にとってアクセス良好な環境づくりが進められています。この工事は地域住民の期待に応える形で進行し、2008年には主要なバリアフリー設備が整備されました。

利用状況

国府駅の利用実績は非常に良好で、2013年度の1日平均乗降人員は9,724人に達し、名鉄全駅中42位にランクインしています。このことから、駅の重要性や地元民からの支持の厚さが伺えます。特に、他の駅と比べて豊川線の列車が多く運行されており、日中も毎時2本の普通列車が利用可能です。

周辺情報

国府駅の周囲には、交通機関以外にも国府病院や三河国分寺跡、船山古墳などの観光スポットがあります。また、地域のバス路線も充実しており、豊川市コミュニティバスが運行されています。特に、名鉄バスによる特別運行の路線もあり、地域住民の日常的な移動に活用されています。

最後に

国府駅は名古屋鉄道の中でも利用客が多く、地域の中心的な役割を持つ駅です。近年の改善や工事も好評で、今後ますます地域交通の要としての機能を果たしていくことでしょう。

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