国立療養所沖縄愛楽園

国立療養所沖縄愛楽園は、沖縄県名護市に位置する国立ハンセン病療養所です。厚生労働省が所管する施設等機関として運営されています。

沿革

沖縄愛楽園の歴史は、1938年11月10日に沖縄県立国頭愛楽園として開園したことに始まります。その後、第二次世界大戦終結後の1946年4月24日には、琉球列島米国軍政府の所管となり、1952年4月1日に琉球政府が創立されると同時に琉球政府に移管されました。1958年6月には、作家の川端康成が来訪し、少年として入所していた伊波敏男の作文を褒めたというエピソードが残っています。

1961年8月26日には、立法院制定のハンセン氏病予防法（1961年立法第119号）が公布され、ハンセン病対策が進められました。1972年5月15日、沖縄が日本に復帰すると同時に、厚生省（現在の厚生労働省）に移管され、国立療養所沖縄愛楽園として新たなスタートを切りました。1996年4月1日には、「らい予防法廃止に関する法律」が施行され、ハンセン病患者に対する隔離政策が廃止されました。

規模

沖縄愛楽園は、医療法に基づき419床の定床数を有しています。また、入院定床は201床（平成27年12月1日現在）となっています。入所者を対象とした病床は40床あります。診療科目としては、内科、外科、整形外科、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、精神科、歯科、循環器科、呼吸器科など、多岐にわたる診療科が設置されており、入所者の医療ニーズに対応しています。

所在地

沖縄愛楽園は、沖縄県名護市字済井出1192に位置しています。

脚注

注釈はありません。

出典については、以下のような資料が考えられます。

国立療養所沖縄愛楽園の公式ウェブサイト
厚生労働省の関連資料
沖縄県に関する資料
ハンセン病に関する研究論文や書籍

関連項目

ハンセン病
ハンセン病患者の隔離
青木恵哉（ハンセン病研究者）
松田ナミ（ハンセン病回復者）

外部リンク

国立療養所沖縄愛楽園
日本ハンセン病学会
屋我地島のドン・キホーテ（上巻)
屋我地島のドン・キホーテ(下巻)

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