国際興業バス志村営業所

国際興業バス志村営業所

国際興業バス志村営業所は、東京都板橋区坂下に位置する営業所です。主に板橋区を中心に、北区、豊島区方面への路線バスを運行しており、地域住民の足として重要な役割を担っています。所属車両は約85台。

概要

1950年の国際興業乗合自動車部発足時に開設された歴史ある営業所です。開設当初の場所から、1961年と1964年の2度にわたり移転し、現在の場所に至ります。

沿革

1950年12月1日：国際興業バス志村営業所が発足。
2000年5月1日：ダイヤ改正で一部路線が廃止・新設。
2003年7月1日：ダイヤ改正で路線再編。「志村車庫」停留所が「志村三丁目駅」に名称変更。
2007年8月31日：ICカード乗車券（PASMO）導入。
2014年2月16日：ダイヤ改正で路線再編。
2016年12月13日：志村三丁目駅バス停（赤羽行き方向）が安全上の理由で移設。

現行路線

志村営業所は、池袋駅、赤羽駅、東武練馬駅などを起点とする多様な路線を運行しています。

主要路線

池袋駅 - 高島平駅・高島平操車場線 (池20, 池21)

池袋駅西口から山手通り、国道17号を経由し、都営三田線沿いを走る路線です。高頻度で運行され、池袋方面への主力路線となっています。リフト付きバスやノンステップバスの導入も早く、バリアフリー化にも積極的に取り組んでいます。

赤羽駅 - 成増駅線 (赤02, 赤83, 赤84)

板橋区を東西に横断し、赤羽駅と成増駅を結ぶ路線です。学生や通勤客など、多くの利用者がいます。

赤羽駅 - 高島平操車場線 (赤56, 赤73)

赤羽駅から志村方面へ向かう路線で、志村営業所の主力路線の一つです。

東武練馬駅 - 高島平駅 - 浮間舟渡駅線 (東練01, 高02)

高島平団地や大東文化大学へのアクセスを担う路線で、終日混雑しています。

東武練馬駅 - 西台駅 - 浮間舟渡駅線 (東練05, 東練80, 浮舟80)

東武東上線と埼京線を結ぶ路線で、高島平駅経由（東練01）と合わせて利便性が向上しました。

ときわ台駅 - 志村三丁目駅線 (常01)

東武東上線ときわ台駅と都営三田線志村三丁目駅を結ぶ路線です。

下赤塚駅 - 高島平操車場線 (下赤03)

東武東上線と都営三田線とのアクセスを担う路線です。時間帯によって循環経路が変わります。

深夜急行バス

ミッドナイトアロー高島平・中浦和：池袋駅西口から高島平、中浦和方面を結びます。

高速路線

志村営業所は、高速バスも運行しています。

シリウス号（十和田観光電鉄と共同運行）: 東京駅・池袋駅 - 八戸 - 十和田 - 七戸
ドリーム盛岡 (らくちん) 号（JRバス東北、岩手県交通と共同運行）: 渋谷マークシティ - 東京駅 - 池袋駅 - 王子駅前 - 盛岡
遠野・釜石号（岩手県交通と共同運行）: 池袋駅 - 秋葉原駅 - 上野駅 - 遠野 - 釜石 - 大槌 - 山田
しもきた号: 新宿駅 - 大宮駅 - 八戸 - 三沢 - 野辺地 - 下北駅 - むつ市役所

コミュニティバス

板橋区コミュニティバス「りんりんGO」の運行を受託しています。

板橋区01：板橋市場を起点とする循環路線。

区内の公共交通の便が悪い地区のアクセス改善と、板橋区立美術館へのアクセスによる観光振興を目的としています。

廃止・移管路線

過去には、池袋駅、赤羽駅、成増駅などを結ぶ多くの路線が存在しましたが、路線の再編や利用状況の変化に伴い、廃止や移管が行われてきました。

脚注

関連項目

十和田観光電鉄三本木営業所 - シリウス号を共同運行。
ジェイアールバス東北盛岡支店 - ドリーム盛岡 (らくちん) 号を共同運行。
ジェイアールバス東北福島支店 - ドリーム盛岡 (らくちん) 号を共同運行。
岩手県交通松園営業所 - ドリーム盛岡 (らくちん) 号を共同運行。
岩手県交通釜石営業所 - 遠野・釜石号を共同運行。
板橋区 - コミュニティバス「りんりんGO」の運行受託

外部リンク

国際興業バス
* 国際興業バス（公式） (@kokusaibus) - X（旧Twitter）

もう一度検索