國ヶ岩夘八

國ヶ岩 夘八に関する詳細

基本情報

國ヶ岩 夘八（くにがいわ うはち）は、1875年1月4日に徳島県美馬市で誕生しました。本名は山本 宇八。身長165cm、体重88kgの彼は、小野川部屋、草風部屋、入間川部屋という三つの部屋に所属し、最高位は東前頭18枚目でしたが、番付外幕尻格に位置していました。彼の相撲人生は、多くのドラマと挑戦に満ちたものでした。

相撲キャリアの初期

夘八は、相撲界においてそのキャリアを大坂相撲そして京都相撲でスタートしました。特に京都相撲においては、かつての栄光を持つ最後の大関としての名を馳せました。この称号は、彼が相撲界の中でどれだけの影響を持っていたかを象徴しています。

39歳という年齢での東上は、相撲界において珍しいケースであり、彼の挑戦精神を物語っています。1914年5月には、幕尻格で初めて土俵入りを果たしました。その後、夘八は十両や幕下での生活を続け、次第にその実力を示していきました。

引退とその後

1919年1月、夘八は相撲界からの引退を決意し、待乳山を名乗ることになります。その後、名前を稲川に変更し、出羽海部屋で指導者としての道を歩むことになります。彼の技術と経験は、多くの若手力士に多大な影響を与えることとなり、彼の名前は相撲界に刻まれました。

成績と改名

夘八の成績は、東京での番付在位場所数が10場所、通算成績は17勝22敗6休1預というものでした。幕内在位は1場所で、その成績は1勝3敗6休でした。十両では7場所に在位し、14勝17敗1預を記録しました。

彼の改名歴は、日ノ出松から始まり、國岩、その後に國ヶ岩へと変更されました。このように、彼は様々な名前で相撲界に名を馳せましたが、その成果は一貫していました。

総括

國ヶ岩 夘八は、徳島出身の力士として、相撲界に多くの貢献をした人物です。彼のキャリアは、努力の積み重ねと挑戦の証であり、その後の指導者としての活動も含めて、相撲界の歴史の中で重要な位置を占めています。彼の名前は、今後も多くの相撲ファンの記憶に残ることでしょう。相撲はただのスポーツではなく、彼のような人物の存在によって、さらなる深みを持つ文化であることを教えてくれます。

もう一度検索