園田・姫路競馬ダイジェスト&中継

園田・姫路競馬ダイジェスト＆中継：兵庫県競馬の魅力を伝える番組の歴史

番組概要

『園田・姫路競馬ダイジェスト＆中継』は、兵庫県競馬組合（園田競馬場、姫路競馬場）の競馬中継とダイジェスト番組として、サンテレビジョンで長年にわたって放送されました。競馬中継は1980年代後半から開始され、1990年代には毎週水曜日の定期放送に。重賞レース開催時には拡大版が放送されることもありました。2004年度からは、重賞レース開催時のみ解説者による解説が入り、それ以外のレースはナビゲーション形式となりました。解説には競馬専門紙『競馬キンキ』のトラックマンの解説も取り入れられていました。

2004年度をもって定期的な生中継放送は終了し、その後はスカイパーフェクTV!・一部ケーブルテレビ向け『ハッピー241』での全レース生中継に移行。しかし、2008年9月30日に『ハッピー241』のサービス終了に伴い、これも打ち切られました。現在では地方競馬ナインで中継が続けられています。2008年11月3日には園田競馬場で行われたJBCスプリントとJBCクラシックの中継をサンテレビとグリーンチャンネルが共同で放送したこともありました。

歴代キャスター

番組には多くの個性豊かなキャスター陣が参加しました。初代キャスターは鏡宏一氏、2代目は高山トモヒロ氏（ケツカッチンでも知られる高山知浩氏）、3代目は清水ひろみ氏です。初代と2代目のキャスターには女性アシスタントが加わっていました。『ハッピー241』での放送では、実況以外の司会や解説者の出演はありませんでした。

ダイジェスト番組

ダイジェスト番組は1993年度からスタート。当初は火曜日のみでしたが、放送日数は徐々に増加し、1999年度からは全開催日に放送されるようになりました。放送時間は曜日によって異なり、2009年度までは火曜～木曜は23:30～23:45、月・金曜は24:40～24:55に放送されていました。メインレースはノーカットで放送、その他のレースはゴール前の攻防を実況で振り返る形式でした。吉田勝彦氏の解説も番組を彩りました。

2010年4月からはスポンサーの都合により、放送時間が5分短縮されました。レース実況も省略されましたが、視聴者の要望に応え、2011年3月からは一部レースのゴール前実況が復活。2012年4月からは放送時間が10分延長され、メインレースを除く5レースのゴール前実況が復活しました。また、兵庫県競馬が発売するダートグレード競走の結果をノーカットで放送することもありました。

2014年4月からは、夏季の開催減少により火曜日の放送時間が変更。そして、2015年9月30日に番組は最終回を迎えました。サンテレビにおける公営競技のレギュラー放送は、中央競馬を除き終了となりました。

番組終了後

番組終了後、園田・姫路競馬公式YouTubeチャンネルでレース展望番組の配信が開始されました。MCには竹之上次男氏と三宅きみひと氏が、解説には在阪スポーツ6紙と競馬キンキのトラックマンが日替わりで出演しました。さらに、園田・姫路競馬公式サイトでのビデオオンデマンド配信や、地方競馬ナインでの放送も強化されました。

まとめ

『園田・姫路競馬ダイジェスト＆中継』は、長きにわたり兵庫県競馬の魅力を視聴者に伝えてきた番組でした。放送形態の変化やキャスターの交代を経ながらも、地方競馬ファンに愛される番組として、その歴史を刻みました。番組終了後も、様々なメディアを通じて、兵庫県競馬の情報提供は継続されています。

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