土屋喜久

土屋喜久（つちや よしひさ）

土屋喜久（1962年11月17日 - ）は、日本の厚生労働官僚です。厚生労働省における様々な要職を歴任し、日本の労働政策に大きく貢献しました。

人物・経歴

群馬県前橋市出身。1981年に群馬県立前橋高等学校を卒業後、1984年に国家公務員採用上級甲種試験（法律）に合格。1985年に東京大学法学部を卒業し、労働省に入省しました。

入省後は、労働基準局労災管理課を皮切りに、福岡県労働部職業安定課、労働省職業安定局特別雇用対策課など、様々な部署で経験を積みました。1993年からは、労働省職業安定局高齢障害者対策部障害者雇用対策課長補佐、長野県社会部職業安定課長などを歴任し、雇用問題に深く関わるようになります。

2000年代に入ると、厚生労働省職業安定局業務指導課雇用情報企画官、厚生労働省大臣官房総務課企画官などを経て、2004年に厚生労働省職業安定局高齢障害者雇用対策部障害者雇用対策課長に就任。2007年には厚生労働省労働基準局勤労者生活部企画課長、2008年には内閣官房内閣参事官（内閣官房副長官補付）を務めました。

その後も、厚生労働省職業安定局派遣・有期労働対策部企画課長、厚生労働省職業能力開発局総務課長などを歴任し、2012年には厚生労働省大臣官房参事官（人事担当）、2013年には厚生労働省大臣官房人事課長に就任。2014年には厚生労働省労働基準局安全衛生部長、2015年には厚生労働省大臣官房審議官（労災、賃金担当）、2016年には厚生労働省大臣官房審議官（労働条件政策担当）を務めました。

2018年には厚生労働省職業安定局長に就任し、日本の雇用政策を牽引。2019年からは厚生労働審議官を務め、毎月勤労統計調査の不正問題を受け、再発防止策策定に尽力しました。

2021年に厚生労働省を退職後も、戸田みらい基金理事、障害者雇用企業支援協会顧問などを務め、社会貢献活動に携わっています。2023年からは株式会社FVP執行役員、株式会社ハートフル松本FVP執行役員、学校法人ものつくり大学顧問に就任し、幅広い分野で活躍しています。2024年4月からは学校法人ものつくり大学理事長に就任しました。

土屋喜久は、長年にわたる厚生労働行政への貢献を通じて、日本の労働環境の改善と発展に大きく寄与した人物として評価されています。

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