土生秀治

土生秀治（はぶ ひではる）

土生秀治は、1896年（明治29年）8月23日に広島県で生まれた、大日本帝国陸軍の軍人です。1984年（昭和59年）1月16日に亡くなりました。最終階級は陸軍少将です。

軍歴

土生秀治は、陸軍士官学校第31期、陸軍大学校第42期を卒業しました。当初は航空関係の部隊で活躍し、1939年（昭和14年）3月には陸軍航空士官学校教官に就任しています。翌1940年（昭和15年）8月1日には、陸軍航空兵大佐に進級すると同時に、飛行第45戦隊長に着任しました。

太平洋戦争が勃発すると、1941年（昭和16年）12月5日には兼第23軍飛行隊長（支那派遣軍）として出征しました。その後、1942年（昭和17年）4月に防衛参謀に転じ、1944年（昭和19年）6月18日には鉾田教導飛行師団司令部附となります。同年8月1日には陸軍少将に進級を果たしました。

その後、1944年（昭和19年）8月21日には独立第15飛行団長（関東軍・第2航空軍）に就任、1945年（昭和20年）5月16日には第12飛行師団長心得（航空総軍・第6航空軍）となり、山口県小月に部隊を展開して終戦を迎えました。

戦後

終戦後の1947年（昭和22年）11月28日、土生秀治は公職追放の仮指定を受けました。

まとめ

土生秀治は、陸軍士官学校と陸軍大学校を卒業したエリート軍人であり、航空関係の部隊で要職を歴任しました。太平洋戦争では、中国戦線や関東方面で指揮を執り、終戦は山口県で迎えました。戦後は公職追放の対象となりましたが、その軍歴は、大日本帝国陸軍の歴史の一側面を伝えています。

参考資料

福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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