城陽駅

城陽駅について

城陽駅（じょうようえき）は、京都府城陽市寺田林ノ口に位置している、西日本旅客鉄道（JR西日本）の奈良線に属する駅です。駅の番号はJR-D12です。

歴史

この駅は1958年7月11日に日本国有鉄道（国鉄）の奈良線に新設されました。1987年4月1日、国鉄の民営化によりJR西日本の駅として運行を開始しました。1991年にはダイヤ改正が行われ、駅の交換設備が整えられるとともに、橋上駅舎へと改築されました。さらにこの年の5月21日には相対式ホーム2面2線の体制が整い、利便性が向上しました。

その後、1992年には快速列車の停車駅に指定され、利用者の増加に伴って自動改札機が1999年に導入され、2003年からはICカード「ICOCA」の使用が可能になりました。2018年には駅ナンバリングが導入され、その後はJR西日本交通サービスによる業務委託駅として運営されています。2022年2月には近隣の新田駅との間が複線化され、よりスムーズな運行が実現されました。

2024年にはみどりの窓口の営業が終了する予定ですが、駅員は引き続き配置されるため、乗客へのサポートが継続されます。

駅構造

城陽駅は地上駅であり、最初は単式ホーム1面1線の小さな駅でしたが、ダイヤ改正に伴い、ホームの構造が改善されました。エレベーターはコンコースと地上を結ぶものがありますが、ホームとの間には車椅子専用スロープが設置されており、係員の立ち会いが必要となります。これにより、バリアフリーの環境が整備されています。

なお、駅の運営は宇治駅が管理しています。みどりの券売機が導入され、ICカード「ICOCA」の利用が可能です。

利用状況

JR西日本の報告によると、2023年度の利用者数は1日あたり約6,642人にのぼります。これは城陽駅の利便性を裏付ける数字であり、多くの地域住民に利用されています。

駅周辺の施設

城陽駅の周辺には多くの重要な施設があります。正道官衙遺跡や水度神社、久世神社などの歴史的なスポット、さらには城陽市役所や広野幼児園、すまいる保育園、城陽市立寺田小学校や城陽市立城陽中学校、京都府立城陽高等学校などの教育機関も立地しています。地域コミュニティを支えるための東部コミュニティセンターや図書館、男女共同参画支援センターなども近くにあります。

また、城陽郵便局や京都信用金庫城陽駅前支店、南都銀行城陽支店などの金融機関も併設されており、非常に便利です。

バス路線

城陽駅周辺では、城陽市が運行する「城陽さんさんバス」が利用可能で、「JR城陽駅」停留所にて複数の経路が発着します。520号、521号、525号経路はプラムイン城陽へ向かい、580号経路はアル・プラザ城陽へ運行されます。

隣接する駅

隣接する駅は、奈良線の宇治駅（JR-D09）と玉水駅（JR-D16）です。特にみやこ路快速と者快速、普通列車など、様々な交通手段が利用可能で、地域間の移動も非常にスムーズです。

城陽駅は、これまで地域の交通基盤として重要な役割を担ってきた駅であり、今後も多くの利用者に支持され続けるでしょう。

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