堀川広益

堀川広益：公家から高家旗本へ

堀川広益（ほりかわ ひろます）は、江戸時代中期に活躍した高家旗本です。権中納言・久我通名の子として生まれました。通称は繁丸、左門、修理。最終的な官位は従四位上・侍従、兵部大輔にまで昇りました。

生涯

広益の父である久我通名は、祖父・久我広通の長男でしたが、病のために嫡子の地位を辞退していました。そのため、広益は公家としての道を歩まず、江戸に下り幕府に仕えることになります。

宝永7年（1710年）12月25日、6代将軍徳川家宣に御目見えし、その2日後の12月27日には御側高家に就任しました。同時に、従五位下侍従・兵部大輔に叙任され、上野国群馬郡内に500石を与えられました。その後、順調に出世を重ね、従四位下、さらには従四位上へと昇進しています。

広益が高家として登用されたことで、全て高家が出揃うことになったという記録が残っています。

享保元年（1716年）5月16日、御側高家の廃止に伴い、広益は高家に転任します。宝暦2年（1752年）4月23日には、高家肝煎という要職に就任しました。

宝暦6年（1756年）4月7日、堀川広益は63歳でその生涯を閉じました。

系譜

堀川広益は、5人の息子と4人の娘に恵まれました。そのうち1人は養女です。

父：久我通名
母：西園寺公満の娘
正室：秀小路氏の養女

子女

長男：中根正輝 - 中根正美の養子
次男：有馬広之
三男：近藤正孝 - 近藤用趣の養子
四男：安部信成 - 安部信富の養子
五男：犬塚忠休 - 犬塚忠暁の養子
長女：畠山国祐室
次女：伊達村候の養女、小笠原信房室
三女：松平忠勧室
養女：久我通名の娘、高島広行室

高家とは

高家とは、江戸幕府における役職の一つで、主に儀式や典礼を司る役職です。高家の家格は高く、将軍家との связиも深く、 состоял из потомков древних аристократических родов.

堀川広益のように、公家出身者が高家として幕府に仕える例もありました。彼の高家としての活躍は、江戸幕府の儀式や典礼の円滑な運営に貢献したと言えるでしょう。

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