境町 (群馬県)

境町（さかいまち）

境町は、かつて群馬県南東部の佐波郡に位置し、埼玉県との県境に接する人口約3万2千人の町でした。日光例幣使街道の宿場町として発展しましたが、2005年1月1日に伊勢崎市、赤堀町、東村と新設合併し、伊勢崎市の一部となりました。

地理

町の南部にある島村地区の中央を利根川が流れ、独特の地形を形成していました。島村地区の北部は利根川の左岸側、南部は右岸側に位置していました。

主な河川:
利根川
広瀬川
粕川
早川

行政

警察: 境警察署（伊勢崎市境美原15-5）
消防: 伊勢崎佐波広域消防本部境消防署（伊勢崎市境萩原1753）

歴史

1889年4月1日 - 市制町村制施行により、境町、境村と下武士村の一部が合併し、佐位郡境町が誕生。町役場は大字境510-1に設置。
1896年4月1日 - 佐位郡・那波郡が合併し、佐波郡が発足。
1910年3月27日 - 東武鉄道伊勢崎線境町駅、剛志駅が開業。
1955年3月1日 - （旧）境町・采女村・剛志村・島村が合併し、改めて境町が発足。
2005年1月1日 - （旧）伊勢崎市・赤堀町・東村と合併し、伊勢崎市が発足。境町は消滅。

地域

境町を構成していた主な地区と大字は以下の通りです。伊勢崎市成立時に、大字名の前に「境」が冠されました。ただし、大字境は「境」が重複するため、伊勢崎市成立後も大字の字句が取り外された以外はそのままとなりました。

境地区:
東（1916年（大正5年）大字境村から改称）
境
萩原
采女地区:
伊与久
木島
下渕名
上渕名
東新井
美原
百々
百々東
剛志地区:
保泉
上武士
下武士
小此木
中島
島村地区:
島村
東地区:
栄
米岡
新栄
平塚
西今井
上矢島
三ツ木
女塚

教育

高校
群馬県立境高等学校
中学校
伊勢崎市立境北中学校（旧：境町立北中学校）
伊勢崎市立境西中学校（旧：境町立西中学校）
伊勢崎市立境南中学校（旧：境町立南中学校）
小学校
伊勢崎市立境小学校（旧：境町立境小学校）
伊勢崎市立境采女小学校（旧：境町立采女小学校）
伊勢崎市立境剛志小学校（旧：境町立剛志小学校）
伊勢崎市立境島小学校（2016年3月廃校、伊勢崎市立境小学校に統合。旧：境町立島小学校）
伊勢崎市立境東小学校（旧：境町立東小学校）

交通

道路
国道17号上武道路が町域の東端を南北に通過
国道354号が町の中央部を東西に横断
鉄道
東武伊勢崎線
剛志駅
境町駅
東武徳川河岸線（1968年廃止）
平塚河岸駅（貨物）
島村渡船
利根川によって隔てられた島村地区と町を結ぶ渡船

隣接していた自治体

群馬県
伊勢崎市
新田郡:
新田町
尾島町
埼玉県
深谷市
本庄市

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