壬辰

壬辰(みずのえたつ)とは？

壬辰(みずのえたつ)は、60ある[干支]]の一つです。順番では29番目にあたり、[[辛卯]の次に、癸巳(みずのと)の前に位置します。

干支は、十干（甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸）と十二支（子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥）を組み合わせて作られます。壬辰は、十干の壬（じん）と十二支の辰（たつ）の組み合わせです。

陰陽五行では、十干の壬は陽の水、十二支の辰は陽の土を表します。水と土は五行においては相剋(土が水を制する)の関係にあります。このことは、壬辰の年に起こる出来事やその年の特徴を考える上で重要な要素となります。

壬辰の年の求め方

壬辰の年は、西暦を60で割った余りが32になる年です。数式で表すと以下のようになります。

N - ⌊N/60⌋ 60 = 32

ここで、Nは西暦年、⌊x⌋は床関数（x以下の最大の整数）を表します。この式を用いることで、任意の西暦年が壬辰の年かどうかを判断できます。

壬辰の月の求め方

壬辰の月は、西暦の下1桁が1または6（十干が辛または丙の年）の3月とされています。ただし、この月の定義は、旧暦の3月や、二十四節気の清明から立夏までの期間を指す節月を適用する場合もあります。時代や地域、解釈によって異なる場合がありますので注意が必要です。

壬辰の日の求め方

壬辰の日の選日は、十方暮（じっぽうぼ）の9日目とされています。十方暮とは、暦注の一つで、吉凶を占う際に用いられる日取りのことです。壬辰の日に何かを始めたり、重要な決定を下したりする際には、この暦注も参考にすると良いでしょう。

歴史上の出来事

特に有名な出来事として、文禄元年（1592[[年]]）の文禄の役が挙げられます。朝鮮半島ではこの戦争を「壬辰倭乱（じんしんわらん）」と呼び、朝鮮の歴史において重要な出来事として認識されています。この出来事を通して、壬辰の年が持つ歴史的意義を改めて認識することができます。

関連事項

「壬辰」で始まる項目
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