大三島インターチェンジ

大三島インターチェンジ

大三島インターチェンジ（おおみしまインターチェンジ）は、愛媛県今治市上浦町甘崎に位置する、西瀬戸自動車道（通称：しまなみ海道）上に設けられたインターチェンジです。このインターチェンジは、路線上で「8番」のナンバリングが付与されています。

接続する道路

本インターチェンジは、西瀬戸自動車道の本線と、一般道路である国道317号を接続する役割を担っています。大三島と本土、そして他の島々を結ぶ西瀬戸自動車道から、島内の主要道路へとアクセスするための結節点となっています。

バス停留所

大三島インターチェンジの特徴の一つとして、料金所の外側にバス停留所が設置されている点が挙げられます。このバスストップは、高速道路の本線上ではなく一般道との接続部に設けられており、停車するバス車両は一旦料金所を出てから乗降扱いを行う形態となっています。

バス事業者からは一般的に「大三島バスストップ（おおみしまバスストップ）」という名称で呼ばれています。このバス停は、単に高速バスの停車する場所としてだけでなく、一般路線バスも乗り入れる共用の停留所として機能しています。

停車する主な路線としては、本州方面と今治を結ぶ高速バス路線が複数運行されています。具体的には、広島方面と今治を結ぶ「しまなみライナー」（広交観光、瀬戸内運輸、瀬戸内しまなみリーディング運行）、福山方面と今治を結ぶ同じく「しまなみライナー」（中国バス、鞆鉄道、瀬戸内運輸、瀬戸内しまなみリーディング運行）が停車します。また、関西方面からは、大阪梅田や神戸三宮と今治を結ぶ「いしづちライナー」（瀬戸内運輸、阪神バス運行）も利用可能です。

加えて、島内や近隣地域を結ぶ一般路線バスも乗り入れており、特急便として松山・今治方面と大三島を結ぶ路線（瀬戸内運輸運行）や、急行便として今治方面と大三島を結ぶ路線（瀬戸内海交通運行）がこのバスストップを発着します。これにより、大三島ICは高速道路利用者だけでなく、路線バス利用者にとっても利便性の高い交通拠点となっています。

料金所設備

大三島インターチェンジの料金所は、入口と出口で異なる構成となっています。

入口：入口のレーン数は合計1レーンです。この1レーンでETC（自動料金収受システム）と一般の両方の利用に対応しています。
出口：出口のレーン数は合計2レーンです。うち1レーンはETC専用レーンとして運用されており、もう1レーンは一般レーンとしてETC非搭載車両や係員対応が必要な車両が利用できます。

周辺環境

インターチェンジ周辺には、大三島の豊かな自然や歴史的なスポットが点在しています。近くには、愛媛県と広島県を結ぶ長大な多々羅大橋や、大三島と伯方島を結ぶ大三島橋といった、しまなみ海道を構成する印象的な橋梁があります。

また、古くから知られる大山祇神社は、全国の山祇信仰の総本社として多くの参拝者を集めています。休憩施設としては、「道の駅今治市多々羅しまなみ公園」や「道の駅しまなみの駅御島」が近くにあり、地域の特産品購入や休憩に利用できます。

路線上の位置

西瀬戸自動車道において、大三島インターチェンジ（8番）は、広島県の生口島南インターチェンジ（7番）と愛媛県の伯方島インターチェンジ（9番）の間に位置しています。生口島南IC側には瀬戸田パーキングエリアおよびバスストップが、伯方島IC側には上浦パーキングエリアおよびバスストップ（ただしパーキングエリアは下り線のみ）が設けられています。

まとめ

大三島インターチェンジは、しまなみ海道を利用して大三島へアクセスする際の主要な玄関口です。島内外を結ぶ交通網の要として、西瀬戸自動車道と国道317号を結び、さらに料金所外のバスストップを通じて高速バスと一般路線バスの接続点となるなど、交通結節点としての重要な役割を果たしています。

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本州四国連絡高速道路株式会社
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