大三東駅

大三東駅について

大三東駅（おおみさきえき）は、長崎県島原市有明町大三東丙に所在する、島原鉄道島原鉄道線の駅です。この駅は海に非常に近く、下りホームは有明海の美しい景色を望むことができる特徴があります。特に、「日本一海に近い駅」として多くのメディアに取り上げられています。

歴史

大三東駅の歴史は1913年に始まります。開設されたのは5月10日で、その後1964年に業務委託駅に移行しました。1968年には貨物取扱が廃止され、1980年には無人駅としての運営が始まります。1983年には新しい駅舎が建設され、現在の姿が整いました。

駅構造

当駅は相対式ホームを2面持ち、地上駅として設計されています。両ホームは構内踏切で接続しており、利用者は駅舎を通ることなく移動が可能です。無人駅であるため、駅舎は簡素な作りですが、下り線ホームには屋根付きの椅子があり、訪れる人々を囲みます。

利用状況

2018年度のデータによれば、年間の乗車人員は約10,999人、降車人員は12,891人でした。利用者数は年度ごとに変動があり、地域の交通機関として多くの人々に利用されています。

駅周辺の魅力

駅周辺には有明海を見渡せるスポットがあり、訪れる人々がその美しい景色を楽しめるようになっています。また、近隣には学校や郵便局、歴史的なスポットが点在しており、町の生活を感じることができます。

近隣施設

• - 島原市立大三東小学校
• - 東空閑簡易郵便局
• - 法華経寺別院 妙光院
• - 東空閑城跡
• - 国道251号
• - 島鉄バス 大三東停留所

これらの施設は地域の生活に密着しており、通学や用事で訪れる人々にとって便利な場所といえます。

幸せの黄色いハンカチ

島原鉄道は、2015年度に誕生した町おこしプロジェクト「しあわせの黄色い列車王国」の一環として、黄色いハンカチの掲示企画を行いました。このハンカチにはメッセージが記されており、好評を博したことから、2017年には「幸せ祈願スポット」が設置されました。駅に掲げられたハンカチは一定期間後に神社に奉納され、地域の人々の幸せを祈る活動が続いています。

ハンカチの販売

当駅では、2019年3月から無人販売機でハンカチの販売を開始しました。これにはカプセル入りのハンカチや、特別なセットが含まれます。また、2021年にはオンラインでの販売も行われ、観光案内とともにセット販売が開始されました。

メディアでの紹介

大三東駅はテレビ番組の「ドキュメント72時間」で取り上げられ、2022年には多くの視聴者にその魅力が伝えられました。また、CM撮影地としても利用されており、キリンビバレッジやマクドナルドの広告では、この駅の美しい風景が映し出されています。

隣接駅

• - 有明湯江駅
• - 松尾駅

このように、大三東駅は長崎県の魅力を存分に楽しめるスポットとなっており、訪れる全ての人々に特別な体験を提供しています。

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