大分県道・宮崎県道7号緒方高千穂線

大分県道・宮崎県道7号緒方高千穂線：祖母山と傾山を貫く景勝ルート

大分県豊後大野市と宮崎県西臼杵郡高千穂町を結ぶ県道緒方高千穂線は、全長約54.6kmの主要地方道です。雄大な祖母山と傾山を貫くこの路線は、豊かな自然と歴史的観光地を巡るドライブコースとして人気を博しています。

変化に富む景観と魅力的な観光スポット

起点である大分県豊後大野市緒方町上自在（国道502号交点）から、終点の宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井（国道218号交点）に至るまで、変化に富んだ景観が続きます。途中には、多くの観光スポットがあり、ドライブの楽しみを倍増させてくれます。

まず、起点付近には、日本の滝百選にも選ばれている雄大な原尻の滝と、そのそばにある道の駅原尻の滝があります。周辺は自然豊かな景観が広がり、散策や休憩に最適です。

さらに進むと、かつて賑わった尾平鉱山跡や、自然の中で楽しめる青少年キャンプ村などの施設が見えてきます。神秘的な常光寺の滝や、美しい渓谷美を誇る川上渓谷なども、この路線の魅力です。

そして、高千穂町に入ると、日本の神話と深く関わる天岩戸神社が待ち受けています。天岩戸神社は、天照大神が天岩戸に隠れたという神話で知られる由緒ある神社であり、多くの参拝客が訪れます。

歴史と整備

この路線の歴史は古く、1959年には宮崎県で路線認定が行われました。その後、1973年には大分県と宮崎県で主要地方道番号が7号に統一され、1993年には建設省によって主要地方道に指定されました。

近年では、交通の利便性向上のため、いくつかの改良工事が行われました。1999年には道の駅原尻の滝付近に新道が開通、2006年には新赤川トンネルが開通するなど、安全で快適な走行環境が整備されています。

主要な道路との重複区間

一部区間では、他の県道と重複しています。大分県内では大分県道410号牧口徳田竹田線と、宮崎県内では宮崎県道204号下野鹿狩戸線と重複しています。

道路施設

この路線には、新赤川トンネルや尾平越隧道などのトンネルがあります。特に、全長300mの新赤川トンネルは、交通の円滑化に大きく貢献しています。

まとめ

県道緒方高千穂線は、自然豊かな景観と歴史的観光地を兼ね備えた、魅力的なドライブコースです。原尻の滝から天岩戸神社まで、数々の観光スポットを訪れることができます。快適なドライブで、大分の自然と高千穂の神話の世界を満喫してください。

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