大分県道216号別府湯布院線

大分県道216号別府湯布院線：別府と湯布院を結ぶ景観豊かな道路

大分県道216号別府湯布院線は、大分県別府市から由布市湯布院町に至る一般県道です。雄大な自然と温泉地で知られる別府と湯布院を繋ぐ重要な路線であり、九州横断道路（やまなみハイウェイ）の一部を構成しています。

歴史と路線の変遷

この道路は、1953年から1970年までは国道210号に指定されていました。その後、県道に格下げされましたが、別府と湯布院を結ぶ交通の要衝として、現在も重要な役割を果たしています。特に、別府市と由布市湯布院町を結ぶ既存の県道である大分県道・熊本県道11号別府一の宮線が、一部区間で離合が困難なことから、本路線はそのバイパスとして機能しています。

1994年には、路線の一部が主要地方道である大分県道52号別府庄内線に指定され、別府市域では両路線が重複しています。そのため、大分県道216号別府湯布院線単独区間は、由布市湯布院町の中心部から大分自動車道湯布院IC間のみとなります。1993年には、建設省により、県道別府湯布院線の一部区間が主要地方道別府庄内線に指定されました。

路線概要と地理

起点は大分県別府市楠町、流川通り交差点（国道10号と交差）です。終点は由布市湯布院町川北の川北交差点（国道210号と交差）です。別府市街地から湯布院町に至るまで、変化に富んだ地形を通過します。途中に、由布市湯布院入口交差点から湯布院IC入口交差点までのバイパス区間が存在します。

この路線は、別府市と由布市を通過します。別府市域では、大分県道52号別府庄内線、大分県道・熊本県道11号別府一の宮線と重複区間があります。日豊本線と複数の地点で交差しています。

沿線の魅力と施設

別府湯布院線沿線には、多くの観光施設や公共施設が立地しています。別府市側には、別府亀の井ホテル、別府公園、ビーコンプラザ、明豊中学校・高等学校、別府市立南立石小学校、別府ロープウェイなどがあり、湯布院町側には、金鱗湖、由布市役所湯布院庁舎、由布市消防署湯布院出張所、由布院郵便局、岩下コレクション、道の駅ゆふいん（国道210号に所属）などがあります。2021年に閉校した別府市立山の手中学校も沿線にありました。

まとめ

大分県道216号別府湯布院線は、単なる道路ではなく、別府と湯布院の観光、経済活動を支える重要なインフラです。歴史的経緯や路線状況、周辺環境を理解することで、この道路の役割と重要性をより深く知ることができます。豊かな自然と文化に触れられる魅力的な観光ルートとしても、多くの人々に親しまれています。今後ますますの地域活性化に貢献していくことが期待されます。

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