大喜鵬将大

大喜鵬 将大（だいきほう まさひろ）のプロフィール

大喜鵬将大は1989年5月13日、福岡県飯塚市に生まれ、元大相撲力士として宮城野部屋に所属しました。本名は山口雅弘。彼は、白鵬に師事して入門し、その後、相撲界でのキャリアを築きました。彼の最高位は西前頭16枚目で、2013年5月場所に達成しました。

幼少期と成長

福岡県飯塚市で生まれた大喜鵬は、3歳の時に家族と共に東京都江東区に引っ越しました。幼少期にはラグビーに親しんでいましたが、父の提案で相撲に転向し、小学校4年生の時に道場に通い始めました。中学校では相撲に専念し、鳥取市立西中学校に進学。3年目には全国都道府県中学生相撲選手権の個人戦で優勝を果たしました。

高校は鳥取城北高校に進学し、全国高等学校総合体育大会で1年生ながら横綱となる快挙を成し遂げました。これまでの活躍から、彼の相撲の実力が高く評価され、先輩の田宮啓司からも幕内級の力士として認識されていました。高校卒業後は日本大学文理学部体育学科に進学し、在学中に19のタイトルを獲得しました。

相撲界への入門

大喜鵬は、大学時代に白鵬からスカウトされ、宮城野部屋に入門。2012年3月場所で幕下付出の格付けで土俵に上がりました。その年7月場所では幕下優勝を果たし、新十両昇進を決めました。初の四股名は本名のままでしたが、十両昇進と同時に「大喜鵬」に改名しました。彼自身は「あらゆる人に喜びを提供したい」との抱負を語りました。

成績と苦悩

2013年5月には新入幕を果たし、しばらくの間は下位の成績が続きました。2014年には怪我によって成績が悪化し、関取の地位を失う悔しい時期も経験します。その後は体調不良と戦いながら、2015年11月場所に幕下に復帰。

彼は健康状態が徐々に回復する中、生活態度を見直し日々の課題に取り組むようになりました。しかし、再び関取としての地位を失うこともありました。2019年9月には引退を決意し、相撲界から身を引きました。

引退後の活動

引退後は宮城野部屋での業務を手伝いながら、人材派遣業に関わりました。2022年にはキッチンカー事業「大ちゃん食堂」を開業し、ちゃんこ鍋を提供しています。さらに、宮城野部屋のコーチとして若手力士の指導にも携わっています。2023年には自身の断髪式を行い、周囲の人々とのつながりを大切にし続けています。

人物像

大喜鵬は明るくおしゃべりな性格で、多くの仲間と楽しい時間を過ごしてきました。特に、大学時代の同級生である石浦との関係は深いもので、彼とのエピソードには笑い話が多くあります。また、大学時代には酒癖の悪さが話題になり、度々仲間とのトラブルも起こしたそうです。

特徴的なエピソード

大喜鵬は土俵でのハプニングもいくつか経験しています。特に、初土俵の際に力水を飲み込んでしまったり、塩が頭にかかるなどの出来事があり、その写真的な瞬間は相撲ファンに愛されています。

総括

大喜鵬将大は数々の試練を乗り越えながら、相撲界でのキャリアを築いた力士です。引退後も料理で人々を喜ばせる活動を続け、彼ならではの明るさで周囲を照らしています。

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