大囲駅(Tai Wai Station)
大囲駅は、
香港新界沙田区に位置する
香港鉄路(MTR)の駅であり、
東鉄線と
屯馬線の2路線が乗り入れています。この駅は、地域住民にとって重要な交通の要所となっています。
歴史
1986年4月23日 - 九広東鉄(現在の
東鉄線)の駅として開業しました。
2004年12月21日 - 馬鞍山鉄路(現在の
屯馬線)の烏渓沙 - 大囲間が開通し、当駅に接続されました。これにより、2路線が乗り入れるターミナル駅としての役割を果たすようになりました。
2007年12月2日 -
香港鉄路有限公司と
九広鉄路が合併し、MTR(港鉄)となりました。それに伴い、九広東鉄は
東鉄線に、馬鞍山鉄路は
馬鞍山線にそれぞれ改名されました。
2015年10月3日 - 当駅構内で楽器持ち込み抗議デモが発生し、社会的な注目を集めました。
2020年2月14日 -
屯馬線一期が開業し、
馬鞍山線との直通運転を開始しました。これにより、
馬鞍山線は
屯馬線に統合されました。
駅構造
大囲駅は、
東鉄線と
屯馬線ともに相対式ホーム2面2線の
高架駅です。
屯馬線ホームには可動式ホーム柵が設置されており、安全性が向上しています。2番線(
東鉄線金鐘方面)と3番線(
屯馬線屯門方面)は空中通路で結ばれており、
対面乗り換えが可能です。これは、かつての
九広鉄路馬鞍山鉄路(現在の
屯馬線)の開業時に、馬鞍山方面から
東鉄線の九龍方面へ乗り換える際に階段を渡る必要がないように設計されたためです。ただし、九龍から馬鞍山方面への乗り換えには階段が必要です。この結果、
屯馬線の大囲 - 宋皇台間は、他のMTR路線とは異なり右側通行となっています。
東鉄線と
屯馬線の間にはコンコースがあり、吹き抜け構造になっています。改札口は西側と東側の2箇所にあり、出口は8箇所あります。
駅階層
駅の階層構造に関する詳細な情報は、公開されている資料から確認できます。
駅周辺
大囲駅周辺には、様々な施設や住宅地が広がっています。以下はその一部です。
囲方:商業施設や飲食店などがあります。
富嘉花園、海福花園、文礼閣、美城苑、美林邨、景田苑、隆亨邨、美松苑、新翠邨、雲畳花園、名城:周辺の住宅地です。
香港文化博物館:
香港の文化と歴史を学ぶことができる博物館です。
沙田官立中学、東莞工商総会張煌偉小学、東莞工商総会劉百楽中学、五育中学、楽道中学、沙田公立学校、宣道会鄭栄之中学、沙田崇真中学、聖母無玷聖心学校、楽善堂楊葛小琳中学、保良局王賜豪(田心谷)小学、仏教黄充畋中学:周辺の学校です。
大囲村、田心囲:地域コミュニティの中心となる場所です。
沙田車公廟:地域の信仰を集める廟です。
大囲駅公共運輸交匯処:バスやタクシーなどの公共交通機関が利用できる場所です。
美田路:駅周辺を通る主要な道路です。
バス路線
大囲駅周辺には、多くのバス路線が運行しています。これらのバスは、
沙田区内外の様々な場所へのアクセスを提供しています。
隣の駅
香港鉄路
■東鉄線:
九龍塘駅 - 大囲駅 -
沙田駅
■屯馬線:
顕径駅 - 大囲駅 - 車公廟駅
脚注
この情報は、
香港鉄路公司の公式ウェブサイトやその他の信頼できる情報源に基づいています。
関連項目
香港の
鉄道駅一覧
外部リンク
香港鉄路公司-大囲駅周辺図アーカイブ (2023年10月26日 -
ウェイバックマシン)
香港鉄路公司-大囲駅構内図アーカイブ (2023年10月26日 -
ウェイバックマシン)