大学駅 (香港)

大学駅 (University Station)

大学駅は、香港新界沙田区馬料水に位置する香港鉄路（MTR）東鉄線の駅です。駅名が示す通り、香港中文大学（以下、中大）の最寄り駅として知られています。元々は中大以外の施設が周囲にほとんどなかったため、文字通り大学のために作られた駅でした。

駅構造

大学駅は、相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。ホームは高架上に設けられており、開放的な構造となっています。

駅周辺

駅の西側改札口を出ると、そこはもう中大のキャンパス内です。このエリアには、学内移動用のシャトルバス乗り場があり、広大な中大のキャンパスを移動する学生や教職員にとって重要な拠点となっています。中大のキャンパスは山全体に広がっており、徒歩での移動が難しいエリアも多いため、シャトルバスの利用は不可欠です。

一方、駅の東側は、かつては何もなかった場所でしたが、現在はバスターミナルとして整備されています。ここからは、MTR屯馬線の馬鞍山駅方面へ向かうバスや、さらにその先へ直通するミニバスが発着しており、馬鞍山方面へのアクセスが格段に向上しました。このルートは渋滞が少なく、時間も読みやすい上に、駅数の多い馬鉄と比べて速く移動できるため、多くの利用者に支持されています。

中大へタクシーを利用する際は、沙田駅または火炭駅で下車し、そこからタクシーを拾うのがおすすめです。大学駅の西側では、たまたま降車客がいない限りタクシーを捕まえるのは難しく、東側でタクシーを捕まえても、キャンパスへ入るためには火炭駅か大埔墟駅まで迂回しなければなりません。

交通

大学駅には、MTR東鉄線と東鉄線馬場支線が乗り入れています。東鉄線は、香港の主要な路線の一つであり、九龍や香港島方面へのアクセスに便利です。また、馬場支線は、競馬開催時にシャティン競馬場へのアクセスに利用されています。

隣の駅

香港鉄路

■東鉄線：火炭駅 - 大学駅 - 大埔墟駅
■東鉄線馬場支線：馬場駅 - 大学駅

歴史

大学駅は、当初「馬料水（Ma Liu Shui）駅」という名前で1956年9月24日に開業しました。その後、1966年に「大学（University）駅」に改称され、現在に至っています。この改称は、中大の設立と密接に関わっており、大学の発展とともに駅も重要な役割を果たすようになりました。

関連項目

港鉄
九広鉄路
香港の鉄道
香港の鉄道駅一覧

脚注

(ここには、脚注に関する情報が入る予定です)

外部リンク

(ここには、外部リンクに関する情報が入る予定です)

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