大宮駅 (京都府)

大宮駅の概要

大宮駅（おおみやえき）は、京都府京都市中京区にある阪急電鉄京都本線の駅で、駅番号はHK-84です。京福嵐山本線の四条大宮駅と隣接しており、両者を結ぶ重要な交通の要所となっています。駅は四条通の直下に位置し、下京区との境界に接しています。

この駅は、1963年に河原町駅までの延伸が行われる까지、京都本線の終着駅でした。その過去から、開業当初は「京都大宮駅」という名称でも知られていました。かつては特急電車も停車していたものの、2001年のダイヤ改正以降は日中の特急が通過するようになり、商品によっては平日ラッシュ時に限り停車する場合もあります。現在は、特急以外の優等列車が多く停車し、日中でも桂駅で特急との接続が行われています。

当駅と西院駅間は、近畿地方では初の地下鉄の一部として知られており、土木学会の選奨土木遺産に指定されています。これにより、駅の地下部は実績と評価を受けており、その構造と歴史には特に注目されています。

歴史

大宮駅の歴史は1931年に始まり、当時は京阪電気鉄道新京阪線の終着駅として開業しました。1943年には京阪神急行電鉄と合併し、「京都駅」に改称、さらに1949年には京都本線の一部として新たに「大宮駅」に改名されました。1968年には現駅舎の大宮阪急ビルが竣工し、時代と共に駅も進化していきました。

1986年には10両編成が対応できるようにホームが延長され、現在では10両編成がそのまま停車できるようになりました。また、2014年には新たに北改札口が設けられ、エレベーターも設置されるなど、バリアフリー化も進められてきました。最近では、2021年に定期券売り場の営業を終了しています。

駅構造

大宮駅は相対式の2面2線構造を持つ地下駅で、停留所に分類されています。3つの改札口があり、メインの東改札は多くの利用者に利用されています。西改札は一部の時間帯に閉鎖されるため、利用の際には注意が必要です。また、エレベーターは新設された北改札にもあり、利便性が向上しています。バリアフリー対策として、駅員による電動リフトも設置されています。

利用状況

大宮駅は2022年のデータで1日平均20,047人が利用しており、阪急電鉄全86駅中36番目の利用者数を誇ります。 近年の利用状況は、平日や土日の旅行者にも多く支持されています。

駅周辺

駅前に広がる四条大宮交差点は、各地へのバス路線やタクシー乗り場が整備されており、京都市内での交通拠点として機能しています。周囲には、四条通や大宮通もあり、多くの飲食店や店舗が立ち並ぶ地域でもあります。特に「餃子の王将」の創業1号店や多様な銀行などが駅周辺に位置し、多くの人々が行き交います。

このように、大宮駅はその歴史的背景や便利な交通アクセスによって、市民や観光客にとって欠かせない存在となっています。京都の中心に位置するこの駅は、ひとたび訪れるだけで、数多くの魅力を体験できる場所なのです。

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