大島村 (福岡県)

大島村は、かつて福岡県に存在した村で、宗像郡に属していました。地理的には、宗像市から北西約10kmの響灘（玄界灘）に位置する大島と、福岡県最北端に位置し「海の正倉院」とも呼ばれる沖ノ島を主な行政区域としていました。

地理

大島は、周囲約15kmの島で、村役場は島の東側に位置していました。一方、沖ノ島は島全体が宗像大社の所有地であり、島には神職が常駐していましたが、一般の住民は居住していませんでした。そのため、大島が事実上の生活拠点となっていました。

歴史

大島村は、1889年（明治22年）4月1日の町村制施行に伴い、村制を施行しました。この時、大島および沖ノ島を含む周辺の島々が行政区域として定められました。しかし、2005年（平成17年）3月28日、大島村は宗像市に編入合併され、自治体としての歴史を閉じました。

交通

大島への交通手段としては、宗像市からの市営渡船（フェリーおよび旅客船）が利用されていました。島内には福岡県道541号大島循環線が整備されており、島内各地へのアクセスを担っていました。

現在

大島村の村役場は、合併後、宗像市役所大島支所として機能を引き継ぎ、住民サービスを提供しています。大島は、美しい自然と歴史的な背景を持つ島として、観光客にも人気があります。沖ノ島は、古代祭祀の遺跡が数多く残る貴重な場所として、現在も厳格な保護下に置かれています。

関連情報

福岡県の廃止市町村一覧
大島
沖ノ島

外部リンク

宗像市 大島村合併協議会

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