大島祐哉

大島祐哉 - プロ卓球選手

大島祐哉（おおしま ゆうや）は、1994年3月5日に生まれた日本のプロ卓球選手で、モデルでもあります。彼は京都府綾部市出身で、中学時代からスポーツに親しみ、卓球を中心にスポーツキャリアを積んできました。卓球選手としての彼の実績は非常に華々しく、ITTF世界ランキングでは男子ダブルスで1位を獲得した実績を持ちます。また、U21男子シングルスでは3位に入っています。特に2017年にユニバーシアード男子ダブルスで世界チャンピオンとなったことや、全日本選手権男子ダブルスの優勝（平成29年度）などの成績があります。

来歴

大島選手は、小学2年生の頃に兄の影響で「TTCきさらぎ」にて卓球を始めました。彼の卓球経験に加え、中学では陸上競技にも挑戦し、走り幅跳びでは6m50cmを記録し、当時の京都記録を更新しました。彼は東山高校を経て早稲田大学スポーツ科学部へ進学し、2015年に卒業しました。

2015年の世界選手権蘇州大会では、森薗政崇選手とのダブルスで大学生ペアとして初出場を果たしました。この大会では、優勝した中国ペアに対して最終ゲームまで迫り、惜しくもベスト8に終わりました。また、同年のワールドツアー中国オープンでは、準々決勝でドミトリ・オフチャロフ選手をフルゲームの末に破り、以降も荘智淵選手、丹羽孝希選手といった強豪選手を相手に勝利し、準決勝では世界ランキング1位の馬龍選手に挑むも、あと一歩及ばず3位という結果でした。年末のグランドファイナルではU-21男子シングルスと男子ダブルスで優勝し、名実ともにトッププレイヤーとしての地位を確立しました。

2016年にはリオデジャネイロオリンピックの代表を吉村真晴選手と争いましたが、惜しくも敗れてサポートメンバーとして現地に赴きました。同年、スウェーデンオープンではシングルスにて見事な優勝を果たしました。翌2017年の世界選手権デュッセルドルフ大会でも、森薗選手とのダブルスで銀メダルを獲得しました。

さらに、2018年にはワールドカップ・ロンドン大会で男子団体として、男子日本初の銀メダルに貢献しました。2023年にはTリーグにてNOJIMA CUPの男子シングルスで3位を獲得するなど、彼の卓球人生は実に多彩です。彼の技術は右シェーク裏裏ドライブ型で、段級位は7段に相当します。Tリーグでは木下マイスター東京に所属しており、契約先もMIZUNOからandroに変更されています。

戦績

大島選手の主な戦績には、以下のようなものがあります。

• - 2014年: 全日本学生選抜卓球選手権大会 男子シングルス 優勝、ITTFワールドツアーロシアオープン（U-21）優勝、ITTFワールドツアーチェコオープン男子ダブルス（森薗政崇ペア）優勝。
• - 2015年: ITTFワールドツアーフィリピンオープン 優勝、ITTFワールドツアーチェコオープン（U-21）優勝、ユニバーシアード男子シングルス・男子ダブルス 準優勝。
• - 2016年: ITTFワールドツアースウェーデンオープンでシングルス優勝。
• - 2017年: 世界選手権デュッセルドルフ大会でダブルス準優勝、ユニバーシアードで男子ダブルス優勝。
• - 2018年: 平成29年度全日本卓球選手権大会男子ダブルス優勝。
• - 2019年: 平成30年度全日本卓球選手権大会男子シングルス準優勝。
• - 2021年: 第55回全日本社会人卓球選手権男子シングルス準優勝。

テレビ出演

大島選手は、卓球関連のテレビ番組にも出演しており、2016年には「卓球男子 戦い続けた267日」が放送されました。また、2017年には「中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!」にも出演し、2019年には「炎の体育会TV」にも登場しました。彼の活躍は卓球界に留まらず、広く一般でも認知されています。

彼の活躍により、日本の卓球界はさらに盛り上がり、次世代の選手たちにも大きな影響を与えています。

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