大島秀一

大島 秀一 (おおしま ひでいち)

大島秀一は1897年2月28日に新潟県の峰岡村で生まれ、1965年4月8日にこの世を去った実業家であり政治家であります。彼は大正から昭和にかけて多くの影響を与えた人物で、主に「主婦と生活社」の創業者として知られています。彼はまた、衆議院議員としても3期の任期を務めました。

経歴

新潟で生まれた大島は、1922年に信愛学院を卒業後、1921年には太陽印刷を設立します。ここで彼は取締役社長としてその指揮を執りました。1946年には太陽印刷を新元社に改名し、『主婦と生活』という雑誌を創刊することで、新しいビジネスモデルを打ち込みました。1948年には新元社を主婦と生活社に改称し、社長としての活動を続けました。また、1957年からは河出書房から『週刊女性』を引き継ぐなど、出版界においてもその足跡を残しました。

彼の活躍は実業界だけにとどまらず、政治の場でも見ることができます。1950年には第2回参議院議員通常選挙に出馬しましたが、結果は落選となりました。しかし、1952年の衆議院議員総選挙において新潟県第1区から自由党の公認を受けて当選し、初めて議員としての座を得ます。その後の選挙でも再選され、最終的には通算3期にわたり衆議院議員として活動しました。

政治家としての大島は、1960年代初頭に第2次岸内閣では通商産業政務次官、衆議院商工委員長、自由党政調会国土副部会長、そして自由民主党文化局長などの役職を歴任しました。多岐にわたる役割を担った彼は、その影響力をもって日本の政治や経済に貢献しました。

最晩年

大島は1965年に68歳で死去しました。死後、その業績に対して勲三等旭日中綬章が追贈され、従四位にも叙せられました。

家族

大島には子息の大島重次が存在し、主婦と生活社の社長を務めました。また、弟の遠藤左介も主婦と生活社の会長として彼の業績を引き継ぐ形で活躍しています。

参考文献

大島秀一の業績や生涯については、以下の文献が参考となります。これらの書籍や資料により、彼がどのように時代に影響を与えたのかが分かります。

• - 牧野利平編『越佐人物誌 上巻』野島出版、1972年。
• - 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
• - 『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』日外アソシエーツ、2003年。
• - 『出版文化人物事典：江戸から近現代・出版人1600人』日外アソシエーツ、2013年。
• - 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。

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