大崎 (品川区)

大崎とは



大崎は、東京都品川区に位置する町名で、大崎駅を中心とした副都心としても知られています。現行行政区画は大崎一丁目から大崎五丁目までで、住居表示が実施されています。

概要



1980年代以前の大崎は、山手線沿線の中でも目立たない工場地帯でした。しかし、80年代後半からの再開発によって、大崎ニューシティやゲートシティ大崎などの複合施設が次々と開業し、副都心として注目を集めるようになりました。埼京線、りんかい線、湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線などの開通により、品川と並ぶ交通の要所となっています。

21世紀に入ると、大崎駅西口方面の再開発が本格化し、現代的なビジネス街へと大きく発展しました。ThinkParkやNBF大崎ビルなどの高層ビルが建設され、大崎ウィズシティの竣工、大崎西口公園の開園、大崎駅西口バスターミナルの整備などにより、都市機能が大幅に向上しました。東口方面にもアートヴィレッジ大崎セントラルタワーや大崎ブライトコアが建設され、多くのレストランやスーパー、高層マンションも整備されました。各ビルを結ぶペデストリアンデッキも設けられ、生活利便性が向上しています。再開発の歴史が浅いため、品川や新宿と比較すると発展途上ですが、現在では多くの大企業が本社を構え、日本の先端産業を支える街として重要な役割を担っています。

地理



大崎は品川区の北部に位置し、大崎駅を中心に広がっています。大崎一丁目のみがJR山手線内に位置し、二丁目から五丁目は山手線の外側です。北東には目黒川が流れ、北品川地区との境界を形成しています。北西には東急池上線が走り、西五反田地区との境を成しています。また、山手通り(東京都道317号環状六号線)が大崎広小路駅から大崎駅付近を通り、北品川地区へと続いています。

地価



住宅地の地価は、2024年1月1日の公示地価によれば、大崎4-8-3の地点で80万9000円/m2、大崎5-5-12の地点で124万円/m2となっています。

歴史



大崎の歴史は古く、大崎二丁目・三丁目付近は目黒川を望む高台として古くから栄えていました。この地域からは縄文時代土器貝塚が出土しています。室町時代には、品川宿から多摩地域への街道として、目黒川に居木橋が架けられました。江戸時代には、大崎という地名が現れ、秩父から続く尾崎が転訛した説や、過去に大きなとして東京湾に突き出ていたことに由来する説があります。当時の大崎は、現在のJR目黒駅付近から五反田駅北側にかけての地域を指していました。

1889年明治22年)に周辺の村が合併して大崎村が誕生し、1901年明治34年)に大崎駅が開業しました。1908年明治41年)には町制施行で大崎町となり、1932年昭和7年)に東京市に編入されて品川区となりました。1967年昭和42年)には住居表示が実施され、大崎駅周辺の区域が大崎一丁目から五丁目となりました。

町名の変遷



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世帯数と人口



2023年(令和5年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。

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人口の変遷



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世帯数の変遷



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学区



区立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。

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交通



鉄道
大崎駅 - JR山手線、埼京線湘南新宿ライン、相鉄・JR直通線、東京臨海高速鉄道りんかい線
大崎広小路駅 - 東急池上線

道路
山手通り(東京都道317号環状六号線)

事業所



2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りです。

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事業者数の変遷



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従業員数の変遷



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施設



大崎には、以下の様な様々な施設があります。

警視庁大崎警察署
品川区芳水小学校
立正大学
就労移行支援事業・げんき品川
大崎ニューシティ
O美術館
ホテルニューオータニイン東京
日本精工本社
ゲートシティ大崎
ウエストタワー - サンリオ本社
イーストタワー - セメダイン本社、富士電機本社、ローソン本社
アートヴィレッジ大崎
フロントタワー - 日立システムズ
セントラルタワー - 伊藤忠テクノソリューションズ(大崎オフィス)、フューチャー、日本アクセス、トピー工業、ザイリンクス日立システムズ
ThinkPark (ThinkPark Tower)
大崎センタービル - 日鉄エンジニアリング、ビューカード本社
NBF大崎ビル(旧:ソニーシティ大崎)
大崎ウィズシティ
六厘舎大崎店
まいばすけっと
千代田グラビヤ
光村印刷

その他



日本郵便の集配担当郵便局と郵便番号は以下の通りです。

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※ThinkPark Towerの郵便番号は、6・7桁目に地上階毎の郵便番号が割り振られています。

脚注



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注釈



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出典



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関連項目



大崎副都心

外部リンク



* 品川区

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