大炊御門宗氏

大炊御門宗氏（おおいのみかど むねうじ）は、南北朝時代後期から室町時代前期にかけて朝廷に仕えた公卿であり、大炊御門家13代当主にあたります。父は権大納言を務めた大炊御門冬宗です。

応永5年（1398年）に宗氏は従三位に叙せられ、公卿としての道を歩み始めます。その後、備前権守、参議、権中納言といった要職を歴任し、着実に昇進を重ねました。そして、応永27年（1420年）には内大臣に任命されるという栄誉に浴します。

しかし、その翌年の応永28年（1421年）に、宗氏は47歳という若さでこの世を去りました。短い生涯ではありましたが、彼はその間に朝廷において重要な役割を果たし、大炊御門家の地位を確固たるものとしました。

また、宗氏の血筋は後世にまで影響を与えています。宗氏の子である大炊御門信宗の養女、大炊御門信子が後土御門天皇の生母となったのです。このことからも、宗氏の家系が朝廷においていかに重要な位置を占めていたかが窺えます。

系譜
父：大炊御門冬宗（1357-1405）
母：不詳
妻：不詳
男子：大炊御門信宗（1391-1468?）

宗氏は、激動の時代を生きた公卿として、その名 voice 歴史に刻んでいます。

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