大田操車場

大田操車場（テジョンそうしゃじょう）

大田操車場は、大韓民国の大田広域市大徳区邑内洞に位置する、韓国鉄道公社（KORAIL）が管理する操車場です。この場所は、韓国鉄道において重要な役割を果たしており、京釜線と湖南線の分岐点となっています。また、湖南線から京釜高速線への連絡線も設置されており、西大田を経由するKTX（韓国の高速鉄道）がここを通過します。

沿革と構造

大田操車場は1978年1月10日に開業しました。当初、操車場としての役割を持つため、旅客用のホームは設けられていませんでした。しかし、1993年には大田エキスポが開催されるにあたり、操車場内にエキスポ駅が設置され、旅客営業が開始されました。しかし、エキスポの終了とともに、同年11月にはこの駅も廃止され、旅客営業は再び中止となりました。2004年4月には操車場と西大田を結ぶ区間が大田線から湖南線に名称を変更しました。

なお、2015年8月1日に京釜高速線の3期区間が開業された際、正式な名称から京釜高速線の大田操車場は削除されましたが、湖南線への分岐は引き続き同地点に残っています。

周辺環境

操車場の周辺には、さまざまな施設が存在しています。大禾産業団地、韓南大学校、東部総合物流センター、大韓通運物流センター、さらに大田中央病院や大田ハニル病院、中里中学校などが立地しており、地域の物流や教育、医療の重要拠点としても機能しています。

また、文化やスポーツのイベントが行われることもあり、地域住民や訪問者にとって利便性の高いエリアです。

隣接する駅

大田操車場の近隣には、韓国鉄道公社の駅が存在します。京釜本線では、懐徳駅と大田駅の間に位置しており、全列車が通過する扱いになっています。また、湖南本線においても、大田操車場から西大田駅へのアクセスは可能ですが、こちらも全列車通過のため、物流に特化した機能を持っています。

このように、大田操車場は韓国の鉄道ネットワークにおいて重要な役割を果たしており、地域の交通や物流、産業と密接に関わっています。現代の交通インフラの整備によって、ますますその重要性は高まっています。今後の発展にも期待が寄せられる場所です。

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