大町駅 (広島県)

大町駅について

大町駅（おおまちえき）は、広島県広島市安佐南区大町東二丁目に位置する、重要な交通の hub です。この駅は、西日本旅客鉄道（JR西日本）の可部線と、広島高速交通の広島新交通1号線（アストラムライン）が交差する地点にあり、両路線の接続駅として多くの利用者に重宝されています。JR西日本の駅番号はJR-B08です。

駅の歴史

この駅の前身には、1943年（昭和18年）に休止された安駅がありました。しかし、安駅の復活は叶わず、事実上の廃止となりました。その後、1994年（平成6年）にアストラムラインの開業に伴い、JR可部線にも新たに駅が設けられ、ここに乗り換え駅が誕生しました。大町駅の開業により、可部線のダイヤも見直され、古市橋駅で折り返し運転を行っていた列車が緑井駅まで延長されることになりました。

1999年から2004年まで、アストラムラインの急行列車が停車する駅であり、さらに2004年から2012年にかけては可部線の快速「通勤ライナー」の停車駅でもありました。しかし、両路線の優等種別が廃止されたため、現在ではすべての発着列車が各駅停車となっています。また、当駅ではJRとアストラムラインの接続があり、特に下りの最終列車が接続するダイヤが組まれていますが、工事に伴う区間運休時の時間調整は行われていません。

駅構造

大町駅は地上駅で、JR西日本のラウンドホームを持つ単式ホーム1面1線から構成されています。ホームは盛土上に位置しており、地上からコンコースへは階段を使わなければなりません。駅は横川駅管理の業務委託駅で、2019年に「みどりの窓口」が閉鎖された後は「みどりの券売機プラス」が設置されています。ICOCAといったICカードも利用可能です。

一方、アストラムラインの駅は高架駅で、島式ホーム1面2線を擁しています。ここではコインロッカーや定期券の販売も行われています。アストラムラインでは平日朝のラッシュ時には本通方面への折り返し列車も設定されています。

利用状況と周辺施設

大町駅は開業以来、可部線の中で最も多くの利用者を抱えていましたが、2015年度に新白島駅が開業以降は、下祇園駅に次いで第2位となっています。周辺には、大町郵便局、広島銀行、広島共立病院といった施設が揃っており、公共交通機関の利便性が高い地域です。特に、大町駅前にはバスターミナルが整備されており、地域の交通の要所となっています。

バスターミナルは2020年に「大和興産大町バスターミナル」と改称され、地域住民にとって重要な交通の拠点となっています。様々な路線バスが発着するため、利用者には非常に利便性が高い環境が整っています。

まとめ

大町駅は、広島市の交通網の一角を担っている駅であり、歴史や便利さが特徴です。JRとアストラムラインの接続により、地域住民や通勤者に密接に利用されており、進化し続ける交通の拠点です。

もう一度検索