大竹昭子

大竹昭子

大竹昭子（1950年9月20日生まれ）は、日本の作家、写真家です。東京都出身で、上智大学文学部社会学科を卒業。

経歴

1979年よりニューヨークに滞在し、写真と執筆活動を開始。以来、ノンフィクション、エッセイ、小説、写真評論など、ジャンルを横断した執筆活動を展開しています。特に、須賀敦子を偲ぶ本を多く手がけていることで知られています。2008年には、短編小説「随時見学可」で第34回川端康成文学賞候補となりました。また、2018年度には第28回 Bunkamuraドゥマゴ文学賞の選考委員を務めました（任期：2017年7月1日〜2018年7月30日）。

大竹昭子の作品は、都市、旅、写真、文学、そして日常といったテーマを、独自の視点と繊細な感性で捉えている点が魅力です。その文章は、読者を惹きつけ、新たな発見と感動を与えてくれます。

作品リスト

著書

バリ島不思議の王国を行く (写真：内藤忠行, 新潮文庫, 1986.8)
アスファルトの犬―臭覚的都市探険 (住まいの図書館出版局, 1991.8)
透きとおった魚―沖縄南帰行 (文藝春秋, 1992.7)
眼の狩人―戦後写真家たちが描いた軌跡 (新潮社, 1994.10 / ちくま文庫, 2004.1)
旅ではなぜかよく眠り (新潮社, 1995.8)
カラオケ、海を渡る (筑摩書房, 1997.3)
バリの魂、バリの夢 (講談社文庫, 1998.7)
図鑑少年 (小学館, 1999.3 / 中公文庫, 2010.10)
東京山の手ハイカラ散歩 (平凡社, 1999.9)
須賀敦子のミラノ (河出書房新社, 2001.4)
須賀敦子のヴェネツィア (河出書房新社, 2001.9)
須賀敦子のローマ (河出書房新社, 2002.2)
須賀敦子の旅路　ミラノ・ヴェネツィア・ローマ、そして東京 (文春文庫, 2018.3) - 上記全3冊を改訂
個人美術館への旅 (文春新書, 2002.9)
きみのいる生活 (文藝春秋, 2006.6)
この写真がすごい2008 (朝日出版社, 2008.7)
随時見学可 (みすず書房, 2009.4)
あの画家に会いたい個人美術館 (新潮社, 2009.5)
ソキョートーキョー［鼠京東京］ (ポプラ社, 2010.2)
彼らが写真を手にした切実さを (平凡社, 2011.6)
読むとだれかに語りたくなる―わたしの乱読手帖 (中央公論新社, 2011.10)
ことばのポトラック (春風社, 2012.4)
日和下駄とスニーカー 東京今昔凸凹散歩 (洋泉社, 2012.7)
東京凸凹散歩―荷風にならって (亜紀書房, 2019) - 新訂版
ニューヨーク1980 (赤々舎, 2012.10)
間取りと妄想 (亜紀書房, 2017.6)
いつもだれかが見ている (亜紀書房, 2022.7)
迷走写真館へようこそ　写真を見るとはどんなこと? (赤々舎, 2023.10)

共著

踊る島バリ―聞き書き・バリ島のガムラン奏者と踊り手たち (東海晴美、泊真二 共編 / 写真：内藤忠行、リオ・ヘルミ, パルコ出版局, 1990.1)
沖縄いろいろ事典 (新潮社, 1992)

翻訳

熱帯の旅人―バリ島音楽紀行 (コリン・マクフィー, 河出書房新社, 1990.8)

外部リンク

大竹昭子のカタリココ
* ほぼ日刊イトイ新聞 写真を持続させる言葉、日記みたいな人。 (2021年)

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