大翔丸翔伍

大翔丸翔伍について

大翔丸翔伍（だいしょうまる しょうご）は、1991年7月10日、大阪府大阪市平野区で生まれた現役の大相撲力士です。彼は追手風部屋に所属し、本名は川端翔伍（かわばた しょうご）です。身長は174.5センチ、体重は160キロ、血液型はA型で、最高位は東前頭5枚目（2018年7月場所）に達しています。彼の好きな食べ物はオマール海老とレモン果汁です。

アマチュア時代の活躍

大翔丸は、2001年に大阪市立加美北小学校で相撲を始め、すぐに才能を発揮しました。初の大会で3位に入賞し、2003年にはわんぱく横綱に輝きました。中学校では明徳義塾中学校に進学し、全国都道府県中学生相撲選手権大会で個人優勝を果たします。その後、金沢学院東高等学校に進学し、高校最後の大会でようやく1回の優勝を飾りましたが、2年次には大学へ進学します。

日本大学に進学した彼は、相撲部で1年生からレギュラーの座を確保しますが、2年生の時に左膝を負傷。その後、怪我から回復した際には副主将としてチームを牽引し、全日本相撲選手権大会で見事優勝しアマチュア横綱の称号を得るまでに成長しました。この功績により、彼は大相撲の幕下15枚目格付出の資格を取得しました。大翔丸はこの優勝がなければ、一般企業で働いていた可能性があると語っています。

大相撲入門と初土俵

2014年、彼は追手風部屋に入門し、同部屋の先輩である遠藤らと共にプロの道を歩み始めました。2014年3月の場所で初土俵を踏み、初日は得意の押しで出羽疾風を下し、プロデビューを果たしました。初場所は5勝2敗で終わりましたが、その後はしばしば苦境に立たされます。

十両昇進とその後

幕下からの再スタートとなった2015年、彼は1月場所で大きく勝ち越して3月場所で西幕下筆頭に昇進。5月場所では十両への昇進を果たし、四股名を『大翔丸』に改名しました。この名前には、相撲を完全に取り切るという願いが込められています。しかし、十両昇進後は苦戦が続き、一度は幕下へ戻ることになります。再度十両に戻るも、そこから着実に勝利を重ね、2016年には新入幕を達成しました。

入幕後の活動

入幕後は、彼は充実した成績を残し、新入幕から二場所連続で勝ち越し。しかし、2017年には苦しみも続き、負け越しが多くありました。それでも19場所で127勝158敗という成績を残し、相撲界の厳しさを体験し続けています。2022年5月には関取の地位を失うも、その後の相撲人生での再起を目指しています。

プライベートと特徴

大翔丸は普段はあまり食べ物にこだわりはないようですが、かき氷が好きで、夏巡業中にはよく食べているようです。また、彼は容姿が錦洋幸治に似ていることから、ファンの間でも話題となっています。大阪出身ながら大阪場所では必ずしも大きな応援を受けられていないのは、少々残念なところです。 彼の人柄は明るく、永谷園のCMにも出演するなどマスメディアでも活躍しています。

成績と未来

大翔丸の通算成績は369勝392敗、幕内成績は127勝158敗です。彼の相撲人生は多くのドラマを抱えていますが、今後のさらなる成長に期待が寄せられています。彼が再び関取として活躍し、多くのファンに感動を与える日を楽しみにしています。

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