大貫晋一

大貫 晋一（おおぬき しんいち）について

概要

大貫晋一は、1994年2月3日生まれで、神奈川県横浜市青葉区出身のプロ野球選手です。現役の投手として横浜DeNAベイスターズに所属しており、右投右打のスタイルを持つ選手です。

経歴

プロ入り前

大貫は横浜市立奈良小学校、奈良中学校を経て静岡県の桐陽高等学校に進学しました。小学校3年生から野球を始め、中学では硬式野球の横浜青葉シニアに所属しましたが、チームメンバーとしての出場はなかなか叶いませんでした。高校時代には右肘痛に悩まされましたが、エースとして静岡大会ベスト8にチームを導きました。

その後、日本体育大学に進み、2年生の時にはリーグ戦でベストナインを獲得しましたが、右肘痛が再発しトミー・ジョン手術を受け、リハビリを経て4年生の時に復帰しました。卒業後は社会人野球の新日鐵住金鹿島で活躍しました。

ドラフト指名

2018年のドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから3位指名を受けました。契約は6000万円、年俸は1200万円で、背番号16に決定しました。

DeNA時代

大貫は2019年にプロ初の春季キャンプを一軍で迎え、オープン戦では無失点の好投を披露して開幕ローテーション入りを果たしました。初先発は4月4日の東京ヤクルト戦で、4失点と苦しい内容でしたが、11日の阪神戦でプロ初勝利を挙げました。シーズンを通じて一軍と二軍を行き来するものの、6勝を記録しました。

2020年は開幕を二軍で迎えましたが、7月に一軍昇格後は9月に初完投勝利を達成し、シーズンでは10勝を挙げました。2021年には7勝を記録し、一軍ローテーションを支える存在に成長しました。特に阪神戦での5連勝は大きな自信となりました。

2022年には自己最多の11勝を記録し、防御率も安定しており、チームのクライマックスシリーズ進出に貢献しました。しかし、規定投球回には到達しない課題も残しました。2023年はケガによる離脱があったものの、シーズン終盤には完封勝利を含む好投を見せました。

投球スタイル

大貫の投球スタイルは、最速150km/hのストレートをはじめ、2種類のツーシーム、スプリットが中心です。他にもスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを使い分け、多様な変化によってゴロを量産するスタイルを持っています。特にツーシームは、シンカーのように沈むボールと、右打者に食い込むボールの2種類を駆使し、打者を翻弄します。

人物

大貫は日本体育大学のチームメイトで同学年の松本航と東妻勇輔がプロ入りし、自身も負けじと成長を重ねてきました。また、彼のあだ名が「豆苗」となったのは細身の体型が由来で、チームメイトから可愛がられています。野球だけでなく、報道陣の前での一発ギャグも披露するなど、明るいキャラクターを持った選手です。

まとめ

大貫晋一選手は、厳しい環境にありながらも、粘り強く成長を続けてきたプロ野球選手です。今後もその投球スタイルと明るいキャラクターで多くのファンを魅了し続けるでしょう。

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