大阪デジタルエクスチェンジ

大阪デジタルエクスチェンジ株式会社 (ODX) の概要

大阪デジタルエクスチェンジ株式会社（ODX）は、株式会社SBIホールディングスの傘下で運営される企業で、主に株式及びセキュリティトークンの私設取引システム（PTS）を提供しています。取引所を名乗る一方で、金融商品取引法に基づく金融商品取引所ではなく、第一種金融商品取引業者として登録されています。

事業所の所在地

本社は大阪府大阪市にあり、さらに東京にも本社があります。大阪本社は中之島に位置し、東京本社は六本木にあります。これらの拠点を背景に、金融商品取引業へと活発に参入しています。

証券業登録と運営認可

ODXは、関東財務局長からの登録と所定の認可を受けております。また、日本証券業協会及び一般社団法人日本STO協会に加入しています。

PTS事業参加

ODXは、SBIグループのジャパンネクスト証券（JNX）やCboeジャパンとともに、国内での株式PTS事業に参入。競争の促進や流動性向上を図り、証券市場の発展に寄与する方針です。特に、2019年8月にPTSでの信用取引が解禁されたことで、取引の幅が広がり、市場シェアも増加しています。これまでのデータによると、取引シェアは2022年8月末時点で13.2%に達しました。

セキュリティトークンの取引

2023年12月に、ODXは日本初のセキュリティトークン取引市場「START」を開設しました。セキュリティトークンは、ブロックチェーン技術を活用し、多様な資産に裏打ちされたデジタル証券です。この市場の設立により、個人投資家も簡単にアクセスできる取引環境が整います。

国際金融都市構想への寄与

ODXは、大阪府と大阪市が推進する「国際金融都市構想」にも貢献しています。大規模なビジネスチャンスを創出し、日本経済の成長を促進するため、首都圏一極集中を脱却し、大阪を国際金融都市として進化させることを目指しています。大阪本社へ移転した背景には、シティの金融機能を強化し、グローバルな競争力を高めるための戦略があります。

これまでの歴史

ODXは2021年に設立され、最初の金融商品取引業者としての登録を経て、2022年に株式PTS事業を開始しました。その後、知名度の高い企業が株主として名を連ね、多数の取引参加者が参加するようになりました。2023年の開業までに、様々な業務提携を行いながら顧客ニーズに応える体制が構築されていきました。

株式とセキュリティトークンの取引

ODXのPTSは現物取引と信用取引に対応しており、一般的な取引時間に沿って運営されています。また、START市場では個人投資家向けの小口投資を可能にし、透明性の高い取引環境を提供しています。これにより、無理なく多くの投資家が市場へのアクセスを皮肉なく持つことが期待されています。

結論

ODXの取り組みは、国内外の投資環境の柔軟性と利便性を高め、成長の機会を提供することを目指しています。経済のダイナミズムを支えつつ、持続可能な金融市場を築くための努めが期待されます。

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